2012年5月アーカイブ

◆歯ぎしりの原因

 「特定疾患」「性格」「ストレス」「遺伝」「服薬」「飲酒」「喫煙」などさまざまな因子が関与しています。このような疾患は多因性疾患と呼ばれています。

 個人によってこれら因子の関与の度合いが異なります。

 たとえば、ストレス因子が強いときには、日中にストレスを感じると夜に歯ぎしりをする傾向があり、一方で、両親や兄弟が歯ぎしりをして、ご自身も子どもの頃から指摘されている方は、遺伝因子が強いと考えられます。

 最新の遺伝子解析研究によると、特定の遺伝子多型(DNA配列の多様性)を持った方が歯ぎしりをする可能性が高いことが明らかになりました。
また、飲酒や喫煙などの嗜好(しこう)品摂取によっても歯ぎしりを引き起こす可能性が高くなることも報告されています。

 睡眠生理学の研究によると、歯ぎしりは眠りが浅いとき(睡眠段階1~2、深い睡眠は睡眠段階4)に起こることがわかっています。お酒を飲むと眠くはなるものの、睡眠が浅くなり、歯ぎしりが起こるとも考えられます。

 睡眠時無呼吸症候群も眠りが浅くなるため、無呼吸状態のあとに歯ぎしりが高い頻度で起こることも報告されています。

 胸やけやむかつきを主訴とする逆流性食道炎と歯ぎしりの関連性も報告されています。
逆流性食道炎は、胃酸が胃から食道へと逆流することにより、食道粘膜を刺激し粘膜にびらん(粘膜のただれ)や炎症を引き起こす疾患です。

 歯ぎしりのあとには唾液を飲み込む傾向がありますが、唾液には酸に対する緩衝作用(かんしょうさよう=一定の状態に保つ働き)があるため、歯ぎしりが間接的に食道炎症状の軽減に役立っているのかもしれません。逆流性食道炎の治療を行うことで歯ぎしりが減ったとの報告もあり、近年、両者の関係は多くの注目を集めています。

 SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれる抗うつ薬を服用すると、歯ぎしりが多くなることもあります。米国では12歳以上の10人に1人が抗うつ薬を使用しており、わが国でも服用者が増加傾向にあるので注意が必要です。

57 Relaxnews】歯のホワイトニングに高額な費用をかけずに、美しく白い歯を保ちたいなら、スポーツ飲料や栄養ドリンクには手を出さないほうが良いかもしれない。

 米歯科専門誌「General Dentistry(総合歯科学)」の56月号に発表された論文によれば、甘いスポーツ飲料や栄養ドリンクを飲む量が増えると、歯にとっては取り返しのつかない損傷となる。特に、歯を輝かせる表面のエナメル質への害は深刻だ。

 これらの飲料は、糖分が多いうえ酸性度が高く、歯のエナメル質を溶かす原因となっていた。実質的には酸性の液体の中に歯を「浸している」状態だからだ。歯を保護するエナメル質が失われると、歯は知覚過敏になり、虫歯のリスクも高まる。

■スポーツドリンクの酸が歯を溶かす

 米国では10代の3050%が栄養ドリンクを、62%が毎日1本以上のスポーツ飲料を飲んでおり、研究は、この世代の若者を対象に行われた。

 研究チームは、スポーツ飲料13種類と栄養ドリンク9種類の酸性度を分析し、これらの飲料にヒトの歯のサンプルを15分浸した後、さらに人工唾液に2時間浸した。

 米国の若者たちの歯がさらされている環境をシミュレーションするため、チームはこの実験サイクルを14回、5日間続けた。最終日の実験終了後、研究チームが歯のエナメル質を調べたところ損傷が確認された。損傷の度合いは、スポーツ飲料よりも栄養ドリンクの方が2倍高かったという。

 スポーツ飲料が歯に及ぼす悪影響についての研究は、今回が初めてではない。2009年にもニューヨーク大学(New York University)の研究チームが行った実験で、スポーツ飲料によって歯のエナメル質が浸食されるという同様の結果が出ている。

■輝く白い歯を維持するには?

 美しく白い歯を維持するため、論文はスポーツ飲料と栄養ドリンクの消費量を最低限に抑えるよう提案している。

「ちゃんと歯みがきしているから大丈夫」なんて、自分の歯について安心していませんか。実は、健康志向の人にも歯のトラブルが増えているそうです。どういうことなのでしょう。

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 定年後、ジョギングを始めた男性(62)は奥歯の痛みを訴えて受診。歯に小さなへこみがいくつもあり、表面のエナメル質に覆われているはずの象牙質が見えてしまっていた。聞くと、走ったあとに「体によいから」と黒酢を飲み続けてきたという。

 「この症状は虫歯とは違い、酸蝕歯(さんしょくし)というものです」と、東京医科歯科大の北迫勇一助教。「大人の患者には特徴があって、健康志向が強くて、まじめなタイプの人が多い」

 虫歯は、いわゆる虫歯菌が糖分を分解し酸をつくって歯をとかす。一方、酸蝕歯は食べ物や飲み物の酸が直接、歯をとかす。肌のシミ対策にビタミンCをとろうと、グレープフルーツを毎日いくつも食べていた60代の女性は、歯の先が透けるほど薄くなってしまったそうだ。

 酸性やアルカリ性を示すpHは7が中性。7より小さくなるほど酸性、大きくなるほどアルカリ性が強い。

 北迫さんらが市販の飲料120種のpHを調べたところ、黒酢飲料、スポーツドリンク、乳酸飲料、オレンジジュースなどは酸性でpH3~4くらい。歯のエナメル質がとけるとされるpH5.5より軒並み酸性が強かった。

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 日本歯科総合研究機構の石井拓男研究部長は「酸性のものを飲むこと自体が悪いわけではない。ダラダラと飲んで、歯が酸にさらされる時間が異常に長くなるのがよくないのです」。糖分が含まれていれば虫歯のリスクも高まる。

 毎日の食事でも口の中は酸性になるが、通常は唾液(だえき)が中和し、とけたエナメル質を修復する「再石灰化」が起こるため、歯の健康は保たれる。しかし、酸性のペットボトル飲料などを四六時中チビチビ飲んでいると修復が間に合わない。

 対策としては、飲んだあとには水やお茶で口をすすぐこと。口の中にため込むように飲むクセがないかも見直そう。よくかんで食べ、唾液の出をよくするのも大切だ。

 北迫さんと石井さんが強く勧めるのは、フッ素入りの歯みがき剤だ。フッ素は再石灰化を促し、歯を丈夫にする。ライオンの調べによると、市販の歯みがき剤の9割はフッ素入り。成分を確認して使おう。

 歯の健康は、体全体の健康を左右する。厚生労働省の05年の歯科疾患実態調査では、80~84歳で歯が20本以上残っている人が初めて2割を超えた。

 石井さんは「歯が残るのは非常によいことだが、一方でその歯の健康をどう守っていくのか。口の中のケアに関心をもってほしい」と話している。(内山美木)

◆インフォメーション

 厚労省の調査では、虫歯になったことのある子ども(5~9歳)は1987年には4割を超えていたが、05年には約15%に減った。一方、大人は9割以上が虫歯を経験。治療した歯は再発リスクが高いし、年をとると唾液も減る。「大人の虫歯」も油断できない。石井さんは「『歯のかかりつけ医』をつくって定期的に診てもらってほしい」。

今回は、人工甘味料と肥満や糖尿病などの関係について最新情報をお伝えしたいと思います。人工甘味料って、どんなものがあるかご存知ですか?

 サッカリンが一番古い人工甘味料で、1879年にジョンズ・ホプキンス大学の化学者コンスタンティン・ファールバーグ博士によって発見されました。

 サッカリンは砂糖より300倍も甘みがあるのですが、苦味も強く、1937年にイリノイ大学のマイケル・スウエダ博士によりサイクラミン酸が発見され、苦味も改善しました。

 その後、アスパルテーム, アセスルファムカリウム、スクラロース, ネオテームと、続々と新しい人工甘味料が発見され、味も随分改善しました。

 発見当初、人工甘味料は『糖分摂取制限の必要な人のみ使用』とされていました。ところが、現在は人工甘味料の急速な普及のため、多くのひとが手軽に摂取しています。

 ところで、みなさんに質問です。『カロリーゼロって、本当に体にとって影響ゼロなのでしょうか?』

 『ダイエットコーラを飲みなさい、脂肪ゼロの食品を食べなさい』。今アメリカでは、こんなアドバイスが、本当に正しいか疑問視されています。

 なぜなら、いくつかの疫学研究で、特にダイエットソーダに含まれているアスパルテームやスクラロースなどの人工甘味料が、肥満や糖尿病の原因になることがわかってきたからです。

 動物実験でも、2008年にパデュー大学の研究者は、サッカリンを摂取したラットは、砂糖を摂取したラットに比べて、食べ過ぎのため体重が増加したことを報告しています。

 『カロリーがないのに、そんなこと信じられない!』と思いますが、最近の研究で次のような理由がわかってきたのです。それは、人工甘味料と肥満、糖尿病の関係は、体の生理的反応と人間の行動的、心理的な要素が関与しているのです。

心理的、行動的問題

 テキサス大学ヘルスサイエンスセンターのジェニファー ネットルトン博士は、2009年に、大規模疫学調査により、ダイエットソーダを毎日飲んでいる人は飲んでいない人に比べて、メタボリック症候群や2型糖尿病の発症する可能性が高いことを報告しました。

 博士はこの結果に関して、もちろん生物学的なメカニズムや代謝異常の関与があるかもしれませんが、人間の行動パターンが最も大きな原因と考えています。

 行動パターンとは、『人工甘味料はカロリーがないから、その分安心してたくさん食べてもいいと思う。』『人工甘味料は天然甘味料より数百倍も甘みをもっているため、人工甘味料を摂取し続けると、さらに甘い食べ物を食べたくなる。』などが考えられると思います。

生理的反応

1) 正常な状態で、食後カロリーは、熱すなわちエネルギーに変換されます。しかし人工甘味料を摂取しても、カロリーはないため、熱に変換できす、自然に体がエネルギーを要求し、食欲を増進させます。

2) 糖分摂取後、35分で糖分は胃壁から血液中に移動し、膵臓からのインスリン分泌により血糖は正常に維持されます。

 ボストン大学のバーバラ コーキー博士のグループは、動物実験において、アスパルテーム、サッカリン、スクラロースなどの人工甘味料摂取後、インスリンの分泌が上昇することを報告しました。

 人工甘味料摂取後は、実際血液中の糖の上昇はないので、インスリンの作用で、一時的に血糖が低下します。低血糖は生命に危険ですから、体はすぐに空腹という信号を送ります。もし、あなたが継続的に人工甘味料を摂取すると、この空腹感は増加し続け、食欲が増加します。

3) 膵臓は、人工甘味料を摂取し続けると、徐々に嘘になれて、本物の砂糖を摂取しても、インスリンの分泌をしなくなります。

4) さらに、甘みは、短期間の気分の向上と知られています。甘いものを食べているとき、幸せって感じませんか?

 セロトニンってご存知ですか?

 インスリンの作用で、糖分は脳のセロトニンの分泌を増加させます。セロトニンは幸せの神経伝達物質です。もし、インスリンの分泌が低下すると、幸せ感も低下します。

 この状況を克服する手段は、砂糖をとって、インスリンを再分泌させるしかないのです。たくさん人工甘味料を摂取している人で、抑うつ状態をよく見かけるのは、インスリン分泌の低下のためかもしれません。

 これらの摂取を中止することで、抑うつが改善したという報告もあります。肥満、糖尿病、抑うつだけではなく、例えば、アスパルテームには、記憶喪失、混乱、知能低下、視力障害などの作用も報告されています。

 追加ですが、以前からサッカリンと膀胱癌の関係やアスパルテームと脳腫瘍、リンパ腫、白血病など、人工甘味料と癌の関係が報告されています。

 しかし、これらはすべて動物実験による結果で、現在の時点では、人に対する影響は明確な証拠はないと言われています。動物実験の結果をどう解釈して実生活に結び付けるか、最終的に個人の判断に任されると思いますが、難しい場合が多いと思います。

<私の感想>

 アメリカを先頭に、欧米諸国では肥満が深刻な問題です。最近は、子供たちの肥満も大問題となっています。日本は欧米諸国と比較し、肥満問題は深刻ではありませんが、子供の肥満は増加しています。

 また、内臓脂肪、成人病の合併が増えてきています。最近、ハーバードの研究者たちが、癌の動物モデルにおいて、癌が治らなくても、筋肉の萎縮を防止したら長生きしたという研究報告をしました。

 無理なダイエットで痩せてしまい、筋肉も減ってしまうと、生きていくエネルギーがなくなります。私の結論は、エネルギーなしの人工甘味料を使って動かず食べ過ぎるより、適度の天然甘味料を摂取して動くことが一番と思います。

 本物のおいしい食べ物を食べて、前向きな精神力を鍛え、行動を起こしませんか!

<管理栄養士、加藤滋子先生の感想>

 カロリーゼロという表示を見ると、なんとなく安心してつい手が伸びてしまいますよね。栄養士が食事指導で、カロリーを控えめにしましょう、という場合にも人工甘味料を紹介することがありますので、勧める側も使い方に気を付けないといけないと自省しました。

 ところで、みなさんは食事をしっかり取っていますか?

 朝昼晩と規則正しく食事をすることは血糖値の安定にもつながりますし、何より、しっかり食べると食事だけで脳が満足するので、間食を控えることができます。

 ご飯の量が大事ですよ。どうも甘いものを取りすぎているなと思われる方は、ご自分の食事で脳が満足できているのか、ちょっと見直してみてはいかがでしょうか。

舌や頬の内側、歯肉などに発生する口腔(こうくう)がんの患者が増えている。50歳以上が患者の約8割を占めるとされ、高齢社会が進む日本では、この傾向がしばらく続きそうだ。注意していないと気づきにくいため、知らないうちに病気が進行していることが多い。「早期発見が大切」と専門家は強調している。

 東京都内に住む60代男性のAさんは、舌に白い部分ができたのに気づいた。近くの歯科医院を受診し、「口内炎なのでそのままで治る」といわれた。ただ症状が消えないため、気になって再び受診すると、白い状態が続く白板(はくばん)症と診断を受けた。

 その後、病院の口腔外科を訪れ調べてもらったら、初期のがんと分かった。患部を外科手術で取り除いた。早期だったので1時間もかからずに終わり、1週間で退院した。


「口の中にもがんができることを知らない人が多い」。昭和大学歯科病院に4月に発足した口腔がんセンターのセンター長を務める新谷悟教授はこう話す。同センターは早い段階から様々な専門家が連携して治療をするチーム医療の拠点だ。

 口腔がんはがん全体に占める比率は2%程度と小さいが、進行すると命にかかわる病気。治った場合でも口は飲食や呼吸、言葉を話すのにかかわる部分だけに、生活の質(QOL)が低下する恐れがある。日本では毎年約7000人がかかり、死亡者数は同3000人以上という。患者は男性が女性を上回っている。

◆早期発見が大事◆

 口腔がんで最も多いのが舌にできるタイプ。このほか、頬の内側、歯肉、上あごの天井部分、歯肉と舌の間などにできることもある。いずれも早めに治療すれば治りやすく、QOLへの影響も少ない。早期発見が重要になるが、痛みがないことも多いため気づかず、進行しているケースが少なくない。こうなると、放射線や抗がん剤などを組み合わせた治療が必要になってくる。

 発症の原因になるといわれているのは、喫煙や飲酒、虫歯や歯並びの悪い部分などがいつも頬の内側に当たるなど慢性的な機械的刺激。辛い・熱いといった食事の刺激、ウイルス感染、加齢なども関係すると考えられている。特にたばこは影響が大きいとされ、注意が必要だ。

 気づきにくいがんだが、実は一般の人が自分で見つけやすいタイプでもある。比較的簡単に、セルフチェックができるので、「月1回、実践してほしい」(新谷教授)。


チェックは明るいところで鏡を用意する。唇の内側や前歯の歯肉、上あごの天井部分、左右それぞれ頬の内側や上下の奥歯の歯肉、さらに舌と見ていく。舌がんはほとんどが側面や裏側にできるので、表側以外もよく見る。

 注意する症状は赤くなったり、白くなったりしている部分や凹凸や潰瘍のような状態。かんだり傷つけたりした覚えがないのにみられる場合は特に注意する。

 症状は口内炎とよく似ているが、通常の口内炎は1週間から10日程度で治るので、2週間以上続く場合は注意しよう。サイズが1センチメートル以上と大きいのに痛くない場合も気をつける。症状がみられる部分を触って、下に固まりや厚みのある部分がある場合も要注意だ。

 赤くなったのは紅板(こうばん)症、白くなったのは白板症と呼ばれ、がんになりやすい状態の「前がん病変」の可能性がある。ただ、これは早期発見の貴重なサインともいえる。新谷教授は「他のがんに比べ、前がん病変が見えるのが口腔がんの特徴。それだけ発見しやすい」と指摘する。

 疑わしい症状があっても、最終的にがんかどうか自分では判断しにくい。例えば歯肉のがんでは歯がぐらぐらしたり、腫れたり、出血したりすることもあるが、歯周病との区別が難しい。セルフチェックはあくまで可能性の発見で、気になる点があれば、口腔外科などを訪れ、専門家に相談しよう。

◆自治体でも検診◆

 将来は簡単な発見法が登場するかもしれない。東京医科歯科大学の小村健教授らのグループは、うがいをした液を調べて口腔がんを見つける新技術に取り組んでいる。うがいで粘膜からはがれた細胞の遺伝子を調べる手法だ。

 口腔がん、白板症、健康な人など約190人を対象に試した結果、「SCCA1」というたんぱく質を作る遺伝子を目印にすると約7割の感度で発見できるとの成果を昨秋発表した。

 家庭でうがい液を取って送り検査してもらう簡便なキットが期待できるほか、見えにくいところにあるがんの発見にも威力を発揮する可能性がある。今後は精度向上など実用化に向けた研究を進める。

 小村教授は「今は多くの自治体で口腔がん健診を実施するようになった。機会をとらえて受診してほしい。自分の口の中に関心を持つことが何よりも大切だ」と訴える。

(編集委員 賀川雅人)



社団法人日本歯科医師会は、先月末、公式ホームページ上に『母子健康手帳活用ガイド』に資料『歯・口腔の事故や外傷予防』を掲載し公開した。『母子健康手帳活用ガイド』の掲示は、この4月からの母子健康手帳の様式改正に伴うもので、改正後のガイドラインとしての内容になっている。
今回新たに掲示された『歯・口腔の事故や外傷予防』では、具体的な歯・口腔の事故への対応や、机や家具などへのカバーの取り付け、電気コンセントカバーの利用、家庭にあるタバコや薬、先の尖ったものなどへの注意など、外傷予防のためのアドバイスなどが内容となっている。