2012年11月アーカイブ

【11月12日 Relaxnews】携帯電話の利用者の増加に伴い、金属アレルギーを発症する人が増えている。アレルギー専門医によると、顔や耳の発疹や、かゆみなどの症状が報告されているという。

 米ニューヨーク(New York)州ミネオラ(Mineola)にあるウィンスロップ大学病院(Winthrop University Hospital)とニューヨーク州立大学ストーニーブルック校(State University of New York Stony Brook)のルス・フォナシエ(Luz Fonacier)博士らの研究チームは、携帯電話に使われ、アレルギーの原因になる金属の量を測定した。

 フォナシエ博士は、米カリフォルニア(California)州アナハイム(Anaheim)で今月12日に開かれる米国アレルギー・ぜんそく・免疫学会(American College of Allergy, Asthma & Immunology、ACAAI)の年次会合で、これらの結果を発表する予定だ。

 調査結果の一部はすでに、WebMDで公開されている。ニッケルやコバルトにアレルギーを持つ人にお勧めなのは、以下の機種だ。

■ニッケル、コバルトともに検出されなかった機種

• iPhone(アイフォーン)4
• iPhone(アイフォーン)4s
• iPhone(アイフォーン)3
• モトローラ(Motorola)、「V950」
• ブラックベリー(BlackBerry)、「トーチ」(Torch)
• ブラックベリー(BlackBerry)、「カーブ」(Curve)
• モトローラ(Motorola)、「ドロイド」(Droid)

■ニッケルのみ検出された機種

• ブラックベリー(BlackBerry)、「ボールド」(Bold)
• ブラックベリー(BlackBerry)、「ツアー」(Tour)
• LG、「VX 6100」(折り畳み式)
• ソニー・エリクソン(Sony Ericsson)、「Z520a」(折り畳み式)
• モトローラ(Motorola)、「v265」(折り畳み式)

■ニッケルとコバルトの両方が検出された機種

• サムスン電子(Samsung Electronics)、「SCH-A670」(折り畳み式)
• LG、「CV 500」(折り畳み式)
• LG、「VX 4400」(折り畳み式)
• モトローラ(Motorola)、「E815」(折り畳み式)
(c)Relaxnews/AFPBB News

夜中に歯がギリギリと鳴る「歯ぎしり」。
確かに家族や周りの人にはちょっと迷惑だけど、本人は平気な顔・・・なーんて思ってたら大間違い!実は歯ぎしりの中には、とんでもない悪さをするタイプがあることが判明! 一つは、歯を激しく摩耗し、ひどい知覚過敏や歯周病を引き起こす「口破壊」タイプ。

もう一つは、肩こりや頭痛、そしてなぜか腰痛やひざ痛まで引き起こし、全身の筋肉と神経を疲労させる「全身破壊」タイプ。
しかも、「自分は歯ぎしりなんてしてないから関係ない」と思ったら大間違い。
「キリキリ」「カチカチ」といった音がまったく出ない「隠れ歯ぎしり」が、本人の知らないうちに体をむしばんでいることもあるのだ!

でもご安心を。
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 閉経後の女性を中心に骨粗しょう症が増えているが、その治療に用いられるビスホスホネート系薬剤(BP製剤)によって顎骨壊死(えし)が起こることがある。BP製剤を服用している人は、定期的に歯科医に診てもらうようにしたい。昭和大学歯学部(東京都)口腔(こうくう)外科の新谷悟教授に聞いた。

◆骨再生の調和崩す

 BP製剤は、骨粗しょう症の治療に用いられるエチドロン酸2ナトリウムやアレンドロン酸ナトリウム水和物などの総称で、骨を壊す破骨細胞の活動を抑える働きがある。その半面、骨の再生のバランスを崩す働きもある。

 新谷教授は「骨は常に再生を繰り返していますが、そのバランスが崩れるといろいろな弊害が生じてきます。中でも歯は外界と骨をつないでいるため、抜歯や歯周病などをきっかけに顎骨壊死を起こしやすいのです」と説明する。

 初期症状は顎の骨の激しい痛みや歯茎の腫れ、骨の露出、骨壊死など。ひどくなると顎の骨が変形したり、なくなったりするという。

◆歯周病予防を

 そのため、BP製剤を服用している人は、こうした副反応があることを念頭に置いて予防を心掛けたい。

 「定期的に歯科医で歯垢(しこう)を除去してもらうとともに、日常生活ではブラッシングを徹底して歯周病を予防する。また、服薬時にBP製剤が歯茎などに残ると潰瘍を起こしかねないので、十分な水で服薬するとよいでしょう」(新谷教授)

 予防を心掛けていても、顎の骨の痛みや露出があった場合は、迷わず口腔外科を受診すべき。以前は経過観察をすることが多かったが、最近は後手に回らないために積極的に治療する。治療の基本は壊死した骨を削って粘膜を縫う手術。早期に治療すれば顎の変形は防げるという。