GERD(ガード、胃食道逆流症)を患い、胃液が口まで逆流することにより虫歯になったり、貧血や胸痛を起こすこともあるという。24日のNHK番組「あさイチ」が日本人の5人に1人が抱えるこの疾患について紹介した。
(この画像はイメージです)
GERDをチェック項目で判定
GERDとは、胃酸などが食道に逆流することで引き起こされる疾患で、逆流性食道炎も病態の1つとして含まれる。主な症状として胸焼けや、胃酸の逆流が知られるが、意外なものでは虫歯、胸痛、咳(せき)、貧血、中耳炎などがある。番組では、GERDが悪化して食道がんに至った例も伝えている。
また、GERDの可能性を判定するために、医療機関で実際に使用するチェック項目として、下記のFスケール問診票についても紹介が行われた。
(1) 胸焼け
(2) お腹が張る
(3) 食後に胃がもたれる
(4) 思わず胸をこする
(5) 食後に気持ち悪くなる
(6) 食後に胸焼け
(7) 喉に違和感
(8) 食事途中で満腹になる
(9) 飲み込むとつかえる
(10) 胃酸が上がってくる
(11) げっぷがよく出る
(12) 前かがみになると胸焼け
・しばしばある・・・3点
・時々ある・・・2点
・まれにある・・・1点
・全くない・・・0点
*スコアが8点以上であれば約6割、10点以上だと約7割の確率でGERDの可能性が高いと判断される。
(NHK番組「あさイチ」(6月24日)より)
▼外部リンク
NHK「あさイチ」6月24日放送テーマより
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2013/06/24/01.html