暴れないで
歯の治療を受けるライオン。痛くても我慢? ペルーの首都リマで。(AP=共同)
暴れないで
歯の治療を受けるライオン。痛くても我慢? ペルーの首都リマで。(AP=共同)
歯が白い人は、見た目も若々しく見えて、見た目の印象が良いと感じる人も多いと思います。ですが、コーヒーや紅茶を飲んだり、普段の食事だけでも、歯は黄ばんできてしまっているのです。
メイクやファッションが完璧でも、歯が黄ばんでいるだけで全てが台無しになってしまうこともあります。いつまでも白い歯を保つためにはどうしたらいいのでしょうか?
◆色の濃い食べ物・飲み物に注意する
まず、歯が黄ばんでしまう原因は、色の濃い食べ物や飲み物の色素が、歯の表面に付着してしまうことです。ステインという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。食べ物や飲み物の色素が歯に着いて、着色してしまったことをステインと呼びます。
このステインは、紅茶やコーヒーのような色の濃いお茶を飲んだり、赤ワインやケチャップなどを使った料理を食べることで少しずつ付着しています。歯に付着したステインは、歯ブラシで擦ってもなかなか落とすことが出来ません。
だからといって、毎日の食事から色の濃い食べ物や飲み物を避けるべきというわけではありません。例えば、色の濃い食べ物や飲み物を口にした後には、すぐに歯磨きをするような習慣をつけることで、簡単にステインの付着を防ぐことができます。
歯磨きをするのが難しいときには、水で口の中をすすぐだけでも効果があります。出来るだけ歯磨きセットを持ち歩くようにして、何かを食べたり飲んだりした後には、すぐに歯磨きをするようにしましょう。
また、歯磨きが出来ないときには、綿棒で軽く歯の表面を擦るだけでも効果があります。綿棒はメイク直しにも使うことが出来るので、化粧ポーチの中に入れておけば、色々な用途で活用できてオススメですよ。
◆タバコは黄ばみの原因になる
食べ物以外で歯の黄ばみの原因になるものといえば、やはりタバコです。お茶や食べ物の影響でステインがつくことと、タバコを吸った後のニコチン汚れというのは、まったく別物なのです。ステインは簡単に落とすことが出来ても、ニコチン汚れはなかなか落ちにくく、歯にこびりついてしまいます。歯に着いたニコチン汚れは、歯の表面を茶色く染めてしまうので、ステインの汚れよりも、笑顔やメイクを台無しにしてしまう元になります。
いつまでも白いままの歯を保ちたいというのであれば、タバコをやめることが大切です。せっかく歯医者さんでホワイトニングなどを行ったとしても、タバコを吸っていてはすぐに茶色くなってしまいます。白い歯を保ちたいと思ったら、禁煙をしてみることも大切なのです。
◆既に黄ばんできているときには・・・
既に歯が黄ばんでしまっていたり、茶色くなってしまっているという人は、まず、ホワイトニングなどから始めてみると良いでしょう。最近では、ホームホワイトニングといって、歯医者さんで行うホワイトニングの他に、自宅で出来るホワイトニングもあります。 まずは歯医者さんに行く必要がありますが、自宅でホワイトニングが出来る手軽さもあり、女性を中心に人気が出始めています。
既に黄ばんでしまっている歯は、まず、白くすることから始めてみましょう。一度白い歯にすることができれば、それを維持するモチベーションにも繋がります。白い歯は、若々しく見えるポイントでもあるので、いつまでも白い歯を維持してくださいね。
【佐藤陽】 そもそも口から食べ、のみ込む「摂食・嚥下(えんげ)」とは、どんな仕組みなのか。食事をうまくのみ込めず、肺に入ってしまう「誤嚥(ごえん)」はなぜ起こるのか。どんな食事だったら、のみ込みやすいのか。専門家に解説してもらった。
のみ込みの仕組みについて、摂食・嚥下障害看護認定看護師で小田原市立病院に勤める小沢公人さん(50)に解説してもらった。
まず、食べ物が口に入ると、歯でかみ砕き、舌や唾液(だえき)などで、のみ込みが可能な大きさの「食塊」にまとめる。それがのどに送り込まれると、喉頭蓋(こうとうがい)というふたが倒れ気管をふさぎ、食道の入り口が開く=図。同時に鼻と口の入り口も閉じ、食べ物がスムーズに食道に流れるよう促す。「すべて0・6秒の間に起きる反射運動。途中でのみ込みをやめよう、と思ってもやめられない」と小沢さん。 12ある脳神経のうち六つがいっぺんに働く、微妙なバランスの上に成り立つメカニズムだそうだ。「どれか一つ欠けても、うまくのみ込めなくなり、食べ物が気管に入る誤嚥につながります」。脳卒中の後遺症でのみ込みが難しくなるのは、そのためだ。 のみ込み障害は、脳卒中のほか神経性の難病や呼吸器疾患などで起きる。加齢自体でも、のみ込みの反射が鈍くなったり、むせる力が衰えたりする。 ずっと寝たきりで、口を使わないこともリスクだという。認知症になると、食べ物を見てもその認識がなくなり、食べなくなることがある。「やはり口を使い続けることが大切です」 食べ物や唾液とともに細菌が気管に入り肺炎を起こすのが「誤嚥性肺炎」だ。小沢さんによると、高齢者の肺炎のうち、6~7割は誤嚥によるものだという。 鶴見大歯学部高齢者歯科学講座の飯田良平助教(42)によると、眠っている間に唾液と一緒に細菌が入り、誤嚥性肺炎で死亡するケースもあるという。脳卒中でのみ込み機能が低下したり、睡眠薬を服用したりしている患者だ。「こうしたことを防ぐには、日ごろからの口腔ケア、特に寝る前のケアが重要だ」という。 ■介護食、工夫こらす
病院や介護施設は、患者ののみ込み機能の評価をして、その人に合った食形態を選び、可能であれば常食に近いものに上げていく。「栄養ネットワーク湘南」代表世話人でクローバーホスピタル消化器科の望月弘彦医師(53)は「安全に食べられるものだけ、食べさせていればいいわけではない。うちの病院では、患者や家族とリスクについても話し合いながら、どのレベルの食事まで食べさせるか決めている」と話す。 介護食には、粘り気を出し、まとまりやすくする「とろみ剤」を混ぜることが多い。食道に到達するまでの時間を長引かせ、のみ込みの準備をする時間を稼げるからだ。小田原市立病院看護師の小沢さんによると、多すぎても少なすぎてもだめだという。多いと、のどに張りついて残りやすくなり、少ないとすぐに流れてしまう。いずれも誤嚥のリスクが高まる。 誤嚥を防ぐためには、「三角食べ」など、日本の食習慣が理にかなっている、と小沢さんは指摘する。ごはんやおかず、みそ汁やお茶(とろみをつけたお茶ゼリー)を交互に食べると、味や食感の刺激で、のみこみ反射が起きやすくなるのだという。 ■自宅でも手軽に、食べやすい食事 在宅でも手軽に作れる介護食のレシピを「ワタミの介護」栄養サービス部の麻植(おえ)有希子さん(管理栄養士)に教えてもらった。他のレシピは、麻植さんが代表世話人を務める管理栄養士らの集まり「横浜・川崎地域連携栄養フォーラム」のホームページ(http://www.yk−forum.jp/)で見られる。
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◆枝豆豆腐 《1人分の材料》 絹豆腐 100グラム(1/3丁)
枝豆 50グラム
しょうゆ 小さじ1 《作り方》 枝豆は殻から外しておく。絹豆腐と一緒にすり鉢でする。ミキサーを使っても可 《栄養》 ビタミン、ミネラルが豊富 ◆さばカレー 《作り方》 器にレトルトご飯を盛り、カレールーとさば水煮缶をのせる。電子レンジで約2分温めればできあがり 《栄養》 動脈硬化予防に有効な成分が含まれる ■摂食・嚥下の情報は ◆神奈川摂食・嚥下リハビリテーション研究会のホームページ(http://kanagawaenge.web.fc2.com/)で、摂食・嚥下外来や訪問リハビリを提供する医療機関や介護施設などが見られる。 ◆日本摂食嚥下リハビリテーション学会のホームページ(http://www.jsdr.or.jp/)で相談窓口や最新情報を得られる。 ◆藤沢市のホームページ(http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kenko−z/kenko/kenko/hatokuchi/okuchi.html)から、「口腔ケアハンドブック」をダウンロードできる。
歯周病は幅広い年代がかかる病気で、30代後半の約8割が罹患(りかん)しているというデータもあります。歯周病の原因や予防法など、口のケアについてお話しします。
歯周病は、歯を支える歯周組織に炎症が起きる病気のことです。歯周組織とは、歯ぐき(歯肉)や歯槽骨、歯と歯槽骨をつなぐ歯根膜などを指します。
歯周病の初期の段階で、歯肉にだけ炎症が起きている状態が「歯肉炎」です。歯ぐきが赤く腫れたり、軽い刺激で出血したりします。炎症が進んで、歯肉から歯槽骨など深い部分にまで広がった状態が「歯周炎」。歯がグラグラしたり、血やうみが出たりします。歯と歯ぐきの間にある隙間がさらに深くなるなどして歯槽骨が破壊され、最後には歯が抜けてしまいます。
歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの隙間にたまったプラーク(歯垢〈しこう〉)です。プラークは細菌の塊で、プラーク中の歯周病菌によって歯周組織に炎症が起きます。歯と歯ぐきの隙間の深さが4ミリ以上になると、中程度の歯周炎と言えます。深さは歯科医院で検査してもらうとわかります。
深さ4ミリ以上の隙間がある人の割合は、年齢とともに増える傾向があります。厚生労働省の歯科疾患実態調査(2011年)では、20~24歳は約14%ですが、45~49歳は約31%。65~69歳になると、半数を超えます。
歯周病は口の中だけの病気だと思いがちですが、糖尿病などほかの病気との関連も指摘されています。口内の歯周病菌が、誤って気管に入って肺炎を引き起こす場合もあり、体の健康のためにも口の中のケアは重要なのです。
歯肉炎の段階なら、歯磨きや歯間清掃でプラークを取り除くことで、改善できま
確定申告することで税金が減ったり、戻ってきたりする所得税の医療費控除。どういう費用が控除の対象になり、どういう費用はならないのか、具体的に見ていきましょう。
病気やけがで医療機関にかかった場合、公的医療保険の自己負担分はもちろん、控除の対象ですが、保険がきかない自費診療の費用も、あまり特殊な治療法でない限り、控除対象になります。保険適用かどうかは関係ないのです。一方、美容や健康増進を目的にした医療費は対象になりません。医療に直接関係ない費用も対象外です。以下、表の形で例示していきます。
(○=控除対象になる、△=条件によってなる、×=対象にならない)
○ 保険診療の自己負担(歯科・薬局・訪問看護を含む) |
医療を受けている時の介護費用も対象になるので、高齢者の入院時などに負担額の大きいオムツ代を控除できます。差額ベッド代をはじめ、主として生活面と考えられる費用は対象外です。
○ 入院中の食事療養費・生活療養費の自己負担 |
くすりは、病気やけがに伴うものなら、自分で買った分も基本的に対象になります。健康の維持増進を目的にしたビタミン剤、サプリメントなどは対象外です。
○ 薬局・薬店で買った風邪薬など市販の治療薬 |
歯科では、インプラントを含めた自費診療分も控除の対象です。治療費がかさんだ場合はぜひ確定申告をしましょう。一方、美容目的のものは対象になりません。
○ 自費の入れ歯、金・白金・セラミック、インプラント(美容以外) |
はり師などの国家資格者による伝統的な施術は、病気やけがの治療が目的なら、保険が適用されないときでも、特殊な方法を除いて、控除対象になります。医療機関以外での心理カウンセリング、整体などは国家資格の制度もなく、医療費控除できません。
△ はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師の施術(疲労回復・健康維持を目的とした施術は対象外) |
妊娠・出産の費用は、異常がない場合でも医療費控除の対象です。不妊治療や中絶の費用も対象になります。ただし公的医療保険からの出産育児一時金や不妊治療費の公的助成を受けた場合は、その額を差し引かないといけません。
○ 出産費用、妊婦検診、産後の検診・保健指導、不妊治療、人工授精、妊娠中絶 |
基本的には対象外ですが、例外的に控除できることがあります。
○ メタボの特定保健指導(積極的支援)の自己負担 |
通院の交通費も医療費控除の対象です。短距離の電車・バス・船の利用は、支出のメモでも認められます。マイカーを利用した通院費用は控除できません。なお、移送費の支給を保険から受けたときは、差し引く必要があります。
○ 電車・バスによる通院費(受診に必要な付添者分も) |
介護サービスの扱いは単純ではありません。大まかに言うと、医療系サービスや、医療・看護と並行して行われる介護サービスの費用は、医療費控除の対象になります。一方、医療を伴わない施設利用や生活面のみのサービスは対象外という考え方です。実際には医療か生活かという二分法のあてはまらないサービスもあるので、たとえば特養ホームは自己負担の2分の1だけ控除できることになっています。
○ 老人保健施設、介護保険の療養病棟の自己負担(食費・居住費を含む) |
高齢者の場合とほぼ同様に、医療や身体介護と関連するサービスか、生活面の支援だけかという観点から区別します。
○ 自立支援医療の自己負担 |
国税庁は、医師の指示の有無を重視しています(ちょっと古い感覚のような気もしますが......)
○ 子どもの弱視や目の病気の治療用めがね(処方の写しが必要) |
温泉療養の費用も医師が必要性を認めれば、控除できることがあります。
○ 骨髄移植・臓器移植のあっせんに伴う患者負担金、骨髄・臓器提供者の手術費 |
医療費の埋め合わせと解釈される給付は、それに対応する個々の費用の範囲内で差し引いて、控除対象額を計算します。給付額のほうが多くても、他の医療費から差し引く必要はありません。
具体的には、次のようなものが差し引きの対象です。
高額療養費制度・高額介護サービス費制度による還付金、保険給付の出産育児一時金・移送費・療養費、生命保険・民間医療保険・損害保険・互助組織から出た医療費を補う保険金・給付金、加害者から支払われた医療費など |
一方、仕事を休んだことや死亡、障害、精神的苦痛などに給付されるものは差し引きません
公的医療保険から給付される傷病手当金・出産手当金、雇用保険の育児休業給付金、埋葬費・葬祭費、加害者からの慰謝料など |
以上の内容は、国税庁に確認済みです。解釈がわからないときは、税務署、国税局、国税庁の相談窓口か、知り合いの税理士に問い合わせてください。
虫歯でもないのに、冷たいものを食べたり飲んだりしたときに、歯がしみたり痛みを感じたりすることはありませんか? そのような症状を「知覚過敏」といいます。特に冬は水が冷たくなるので知覚過敏を感じやすい季節です。
では、知覚過敏になるとなぜ痛みを感じるのでしょう。歯は、健康な状態であればエナメル質と歯茎に覆われていて、冷たさなどの刺激が神経(歯髄)に伝わらないように守られています。それが、歯周病の進行や加齢などにより歯茎が下がると、歯の根元の部分の象牙質が露出してしまいます。象牙質には神経につながる「象牙細管」と呼ばれる無数の穴が開いており、この穴を通して受けた刺激が神経に伝わり、痛みを感じるのです。
知覚過敏になると、歯がしみるために歯磨きが十分にできなくなり、歯垢がきちんと落とせなくなります。歯垢には細菌が潜んでおり、その細菌が出す酸によって、露出した象牙細管の穴がさらに広がって刺激を伝えやすくなり、痛みがますます強くなるという悪循環を繰り返してしまうことがあります。
歯垢は蓄積されると虫歯や歯周病の発症や悪化を招く原因にもなります。歯垢を蓄積させないためには、歯磨きなど「毎日のケア」を怠らないことが大切です。
そこで、知覚過敏の症状が気になる方にお勧めの歯磨き方法を紹介します。まず、知覚過敏を予防する薬用成分である「硝酸カリウム」や「乳酸アルミニウム」が入った歯磨き剤を使いましょう。
これらの成分は刺激の伝達を防いだり象牙細管の入り口を封鎖したりする働きがあり、どちらも知覚過敏による痛みを防いでくれます。作用する部位が違うので、両方の薬用成分が入った歯磨き剤を継続して使うことがポイントです。
ブラッシングには「やわらかめ」の歯ブラシを使い、歯と歯茎の境目を中心に、歯ブラシを5~10ミリくらいに小刻みに動かしながら、軽い力で丁寧に磨くようにしてください。歯磨き後のすすぎは、冷たい水ではなく、ぬるま湯ですすぎましょう。
知覚過敏と思っていても、実は虫歯のこともあります。痛みの症状が長く続くような場合は、早めに歯科医院で相談することをお勧めします。
睡眠中に断続的に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群(SAS)。睡眠の質が低下して日中の強い眠気につながるだけでなく、高血圧や脳卒中などとの関連も指摘されている。国内には300万人の潜在患者がいるが、適切な治療を受けている人は30万人にすぎない。
そんなSASへの理解を深めてもらおうと、医療機器メーカーのフィリップス・レスピロニクス合同会社が情報サイト「無呼吸ラボ」(http://mukokyu-lab.jp)を開設した。
SASの症状や検査、治療の解説のほか、SASの可能性を調べられるセルフチェックシート、診療施設を探せる一覧も掲載している。