2015年03月の最近のブログ記事

白い舌、がんリスクか アセトアルデヒド高濃度 (2015/3/27 共同通信)

舌の表面にできる白い汚れ「舌苔」が多い人は、口や喉のがんの原因になるとされる化合物「アセトアルデヒド」の口中濃度が高いことを岡山大と北海道大のチームが突き止め、27日発表した。

チームは、舌苔を取り除くと濃度が下がることも確認しており、舌をきれいにすることが、がん予防につながる可能性がある、としている。

チームによると、舌苔は、食べかすや、口の中からはがれ落ちた粘膜細胞、細菌がたまったもの。口の中が乾燥しやすいと付着しやすく、口臭の原因ともされる。

研究は健康な男女65人を対象に実施。

 

がんは本当に”臭う”のか?特有の臭いを発する病気とは (2015/3/25)

米オンライン科学誌『プロスワン』(3月11日付)に発表された「線虫によるがん識別」の研究は、多方面で大きく取り上げられた。

九州大などの研究チームによると、体長1mmの線虫は犬と同程度の約1200種の嗅覚受容体をもつため、非常に"鼻がいい"。この線虫に、がん患者とそうでない人の尿を"嗅がせる"と、そうでない人の尿を避け、がん患者の尿全てに反応を示したという。

嗅覚神経を破壊した線虫にはこの反応がないことから、がんの有無を臭いとして判別し、しかもその臭いを好む性質があるという結論だ。残念ながら今回の発表では、臭いの原因特定には至っていない。

果たして、がんは"臭う"のか?

体内の変化からがん特有の臭いが……

病気に罹った人というのは、病気による体内の変化から、特有の臭いを発することがある。臭いによる病気診断は「臭診」と呼ばれ、体臭や口臭が甘酸っぱければ「糖尿病」、カビ臭ければ「慢性肝炎」という具合だ。

がんの場合、がん細胞の壊死による腐敗臭などが現れることがあり、「口臭治療ガイドライン」では"腐った卵の臭い"がする口臭は胃がんの可能性があるとしている。

実際にがんの臭いに着目した研究がある。2011年、名古屋大大学院の研究チームは、英学術誌『ネイチャー・レビュー』で、大腸がん患者のおならから極端に多い量のメタンチオールが検出されたと発表した。

メタンチオールは"腐ったタマネギの臭い"のする無色の気体で、元々おならの悪臭成分のひとつだ。だが、大腸がん患者のおならからは、健常者の10倍以上の高さの値が認められたという。

また2009年、東大生物化学研究室の発表では、乳がんおよび頭頸部がんから採取した臭いの原因物質のひとつとしてジメチルトリスルフィドを特定した。ジメチルトリスルフィドは「たくあん臭」「強いタマネギ臭」とも表現され、キャベツやブロッコリーにも存在するものだ。

いずれの研究もがん自体の臭いだという確証はない。だが、がんと臭いを巡る研究は他にも多く、早期発見・早期治療の期待が寄せられている。

臭いを手掛かりにしてがんを発見する?

この"臭い"に注目して、がんの早期発見を目指す動きはある。線虫が匹敵するといわれた犬を使って「がん探知犬」の研究を続けているのは、日本医科大学のチームだ。探知犬「マリーン」は、がん患者の尿を嗅ぎ、子宮がん、卵巣がん、乳がん、胃がんなどの識別をするという。

一方、2015年3月7日の「第97回米国内分泌学会」では、においの訓練を積んだ犬は尿から甲状腺がんをかぎ分けられることを米・アーカンソー医科大学が報告した。ジャーマンシェパードのミックス犬「フランキー」が、34の尿サンプルから30の甲状腺がんを正しく診断できたという。

臭いに反応するのは、犬だけではない。2014年1月、ドイツ・コンスタンツ大学からはキイロショウジョウバエががん特有の臭いを嗅ぎ分ける能力をもつと発表された。

現在、日本の死亡原因の第1位は悪性新生物(がん)。早期発見・早期治療ができれば完治の可能性は飛躍的に高まる。

がん検診や人間ドックなどの大仰な検査をせずにがんを見つけられる方法があるのなら、犬であれ虫であれ、活用していくべきだろう。

自宅でできる!歯周病の正しい治し方(2015/3/25 T-SITE)


歯ブラシ


●歯周病を治すにはプラークコントロール

歯周病を治すためには、「プラークコントロール」が欠かせません。プラークコントロールとは、歯に付着しているプラーク(歯垢)を取り除き、口の中の細菌を減らすことで、自宅でもできるプラークコントロールの基本は、やはり毎日の歯磨きです。

●歯周病を治す歯ブラシ選び

歯ブラシの硬さには、かため、ふつう、やわらかめの3種類がありますが、歯茎が腫れていたり、出血がみられたり、歯磨きのときに痛みがある場合は、やわらかめの歯ブラシを使いましょう。ただし、プラークの除去の効果はふつうの硬さに比べて劣ってしまうため、丁寧にするよう心掛けましょう。そして慣れてきたら、ふつうの硬さに変えていきます。かたい歯ブラシはプラークをしっかり落とせますが、歯茎を傷つけてしまう可能性があるため、磨き方には注意が必要です。毛先は、テーパー状とよばれる先端が細くなっているタイプがおすすめです。

歯ブラシの毛束の配列にも2列、3列、4列などありますが、2列や4列のものは慣れないと使いづらいものです。もっとも一般的な3列タイプを使いましょう。また、ヘッドの大きさはコンパクトな方が細かいところも磨きやすくなります。そして、歯ブラシの柄の部分は、真っすぐでシンプルなもののほうが口の中で歯ブラシを移動させやすいのでオススメです。

●歯周病を治す歯磨きの方法

歯磨きは毎食後に行うのが理想ですが、ざっと磨いた程度ではプラークを完全に取り除くことができません。1日1回だけでもよいので、時間をかけ、1本1本の歯をていねいに磨いて完全にプラークを取り除くように心がけましょう。歯ブラシの毛先が開いてきた場合は、できるだけ早めに交換するよう心掛けましょう。

歯磨きの方法にはいろいろなものがありますが、プラークを落としやすく、歯茎に炎症がある方にも向いているのが「バス法」です。これは、歯に対して歯ブラシを45度の角度で当て、歯と歯茎の間の溝に、毛先を少し入れるようにして磨く方法で、横に1mmくらいの幅で小刻みに振動させながら磨いていきます。

歯ブラシで歯を磨き終わった後は、デンタルフロスを使って歯と歯の間のプラークも取り除きましょう。デンタルフロスは、30cmくらいの長さに切り、左右の中指の第一関節あたりに二重に巻きつけます。巻きつけた両指の間を2〜4cmくらいにして、歯と歯の間にゆっくりと糸を入れて歯茎に触れるまで糸が入ったら、歯の側面の汚れをからめとるように、前後に動かしながら、徐々に上に持ち上げていきます。この動作を同じ場所で3回くらい繰り返し、次の歯間部も同様に行っていきます。

●歯周病の治療は歯科医にかかることが大切

今回は、自宅できる歯周病の治し方として正しい歯磨きの方法をご紹介しました。しかし、歯と歯茎の奥深く入り込んだプラークや、プラークが石のように固まった歯石では、歯科医院でないと取り除くことができません。歯周病をきちんと治すためにも、早めに歯科医を受診することが大切です。

 

口臭が消える!中年のための原因別3つの対策(2015/3/24 DIAMONDO Online)

口臭って、気になりますよね。人のこともそうですが、数値で測れないだけに、自分は大丈夫かな?と気になるときがありませんか。

講演のお仕事で各都道府県をまわる際、懇親会にも参加させていただくことがあります。その時間は、皆様のお話を聞かせていただくことが多く、相談に乗ることもありますが、その土地ならではの食習慣や風土を教えていただいたりと、学びの多い時間です。

 「僕が小さい頃は、『ごはんがおいしいと思えないのは働きが足りないからだ』と怒られたんだよ」というような会話ひとつとっても、特別なものをシェアしていただいているように感じます。

そんなふうに楽しみにしている懇親会でしたが、先日、50代後半から70歳くらいまでという年齢層の集まりに日を開けずしていき、「食べているものによってこんなにもニオイが違うんだ」と愕然とする体験をしました。

ひとつのグループは、農業をしている人が身近にいる、または自宅で自家用の野菜だけは作っているという方が多く、「とにかく野菜はあるから」と副菜の欠けることがほとんどないという食生活を送っている方ばかり。そのせいか、ニオイが一切気になりません。かたや、もう一方は飲みの席が多い(家を含むとほぼ毎日)という方たちのグループでニオイはというと……前者と比べて愕然とするほどの違いがあったのです。

口臭の原因には様々なものがありますが、今回は40代、50代によくみられるケースとその対策を考えていきたいと思います。

突然ですが、あなたは“快便”ですか?便通を促す腸の蠕動運動は、副交感神経が優位なときに活発になります。でも、日頃からストレスを抱え、睡眠不足のビジネスパーソンは交感神経が優位になりがち。そうすると、どうしても便秘がちになってしまいます。

そのための対策としては、やはりまず1日3食をとってほしいものです。食後は副交感神経が優位になって消化吸収を促します。交感神経が優位になりがちな生活において、食事をすることは、副交感神経を活性化して腸の動きを良くすることにもつながるのです。

そして、1日3食とることで、食物繊維を充分に摂りやすくなるとも言えます。前述した「とにかく自宅に野菜があるから」という方々は、揃いも揃って便秘知らず。食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がありますが、前者は水分を吸ってふくらみ、他のカスを包んで便のかさ増しをしてくれますし、後者は水にとけて便を柔らかくしてくれます。

1日3食ではないケースのほとんどは、朝食を欠食しているパターンだと思いますが、朝という排便の反射が盛んなときに何も刺激を与えないのはもったいないことです。また、朝食を食べない理由は色々ですが、朝食を食べる時間がない中でトイレにゆっくり座る時間があるとは考えにくいものです。

快便状態でないときに腸内環境が良好とは言い難く、そうなるとおならのニオイが気になるのも不思議ではありません。「おならは臭いし、口臭も…」という方は、1日3食を意識し、朝は食物繊維が豊富な果物だけでも口にするところからはじめましょう。

愕然とするほどのニオイを発するグループの特徴は、“飲みの席が多い”でしたね。お酒が残っていて口臭がする…。確かにそんな人もいるかもしれませんが、大人になれば、そこまで飲んで翌日仕事に行くようなことはなかなかないはずです。では、どういうことが理由として考えられるのでしょうか。それは、お酒による脱水症状です。

お酒好きな人と飲んでいるときに、チェーサーを必ず添えているという方を見ることは稀だと思います。それが二日酔いの防止になる、肝臓に負担をかけない飲み方にもなる、といわれたとしても、「お酒を飲んでいるときにはお酒を楽しみたい」というのが酒飲み派の言い分。お水を添えることはなかなか受け入れがたいものです。でも、せめて、飲み会後、また入浴前や就寝前にこまめに水分補給をしてくれればよいのですが、そういったケアをするよりも、気持ちよくなってそのまま寝入ってしまうのが現実のようです。

寝ている間にはコップ1杯分もの水分が失われているといいますから、お酒を飲んで脱水状態になって、そのまま充分に水分補給をしないまま就寝すれば、気づかぬうちに脱水症状になっていることも考えられます。そんな朝は、いつも以上に口の中がネバネバする感じがしませんか?唾液には殺菌作用があるので、口臭の予防に有効な存在です。でも、このようにして口の中が乾燥して唾液量が減ってしまえば、口臭が起きやすい環境をつくることになります。唾液量は加齢とともに減りますから、その点からも、余計に意識しなければなりません。

食事に興味がない!?
噛まない食生活の人はニオイも危険

 「食べ物はあったら食べる」「体が動く程度に食べられればいい」

たまに、こうしたことをおっしゃる方がいます。目の前に食事が出されたらそれなりに食べるのですが、自らすすんで口にするものといえば、パンやカップ麺。特に興味がないことにお金をかけるわけもなく、こうした方の食生活はコンビニで手に入りやすく、安価なものが中心となっている場合が少なくありません。そして、そういったものの多くが、たいして噛まずに飲み込めてしまうものだったりするのです。噛むことすら億劫になった人にとってはベストな選択かもしれませんが、噛まなければ、唾液が充分に分泌されません。

加えて、食事に興味がなくなったのが昔からではなく、最近、ここ数年のものであれば、余計に心配です。というのも、食事に興味がなくなった原因がストレスなどの心因性のものであれば、それによっても唾液量の分泌が低下してしまうからです。緊張して口が渇いた経験は誰しも一度はあるのではないかと思いますが、極度の緊張感やストレスは、心の健康ばかりが唾液までも奪います。そして、それによる口臭がまたストレスの一因となってしまうこともありえるのです。

 「食べる気が起きないから」と食べないままでいると、栄養バランスの乱れからストレスへの抵抗力も落ちてしまいます。メンタルが弱っているときには、風邪をひいているときと同じように、体に栄養を与えてあげてほしいものです。こうしたときには、食べたいものを問われても何も思い浮かばないと思いますが、「昔好きだったもの」「おいしかったお店」でも良いので、“おいしいと思われるもの”を口にしてみてください。そして、できるだけ、「なんでもいいや」よりは「Aよりは隣のB」とより良い選択をしてみるのも、口臭以前に、自暴自棄にならないために大切なことです。

口臭や加齢臭に加え、いつの間にか耳毛が気になるようになってきたり、鼻毛や眉毛が勢いを増してきたり…あぁ、もう、現役引退かな…なんて思うことがあるかもしれません。でも、“近づきたくない人”にならなければ、いつでもチャンスはあるように思います。そのための身だしなみではないかもしれませんが、それがモチベーションにつながるのならば、多いに活用したいところです。

余談ですが、こうした話をするときにいつも思い出す父と母の会話があります。

 「男性の身だしなみがきちんとしていると、奥さんに愛されているんだなぁ、と感じる」

その言葉は妙に印象に残っていて、私もしっかりケアしないと、と思わせてくれます。でも、長いこと放置したあとに手入れするのはなんでも大変! しかも、その頃には、触れたくもない…なんてことになっていないとは言い切れません。身だしなみがビジネスにおいて大事な要素なのは言わずもがな。男性も、自分自身ではまだ気にならないうちから、パートナーにチェックしてもらうと良いかもしれないですね。

 

歯みがき粉に多く潜む危険な化学物質 発がん性物質も含まれる?(2015/3/17 LIvedoor news)

 テレビでは、歯周病を防ぐという歯磨き剤のCMが多く流されています。それだけ歯周病になる人が多いということなのでしょう。あるCMでは、日本人の「5人に4人が歯周病」と、その多さを強調しています。では、なぜこれほど歯周病になる人が多いのでしょうか。実はその原因は、みなさんが毎日の歯磨きに使っている歯磨き剤にある可能性が高いのです。

 歯周病とは、歯の周りの組織(歯周)が炎症などを起こして不健康な状態になることです。歯の周りの歯肉が腫れる、痛む、血が出るといった状態を歯肉炎と呼び、それが広がって歯周が炎症を起こした状態を歯周炎と呼びます。この歯肉炎と歯周炎を合わせて歯周病といいます。

 歯周病も、歯肉の炎症程度ならば、不快に感じるとはいえ生活に支障はありませんが、さらに進行して歯を支えている歯槽骨にまで影響が出てくると事態は深刻です。歯は歯槽骨によって支えられていますが、歯周病が進むと歯槽骨が次第に溶け出すのです。それは徐々に進行し、やがては歯を支えられなくなり、歯が抜けてしまうことになるのです。

 歯周病の最大の原因は、歯と歯茎の間にできる歯垢(プラーク)です。これは、食べかすや細菌、そして細菌の代謝産物からなるものです。食事をした後に鏡で歯を見ると、歯と歯茎の間に食べかすが付着しているのがわかるでしょう。時間がたつと、それらによって細菌が増殖し、代謝産物が出て歯垢になるのです。

 ちなみに、歯垢が石灰化したものを歯石と呼びます。歯石になると容易に除去することができず、歯科医院で取ってもらわなければならなくなります。歯石自体に病原性はありませんが、歯垢が付きやすくなり歯周病になる可能性が高くなります。

 歯垢では細菌が増殖し、毒素を作ります。それが歯肉に作用して歯肉炎を引き起こし、やがて歯周炎へと発展します。また、歯垢に含まれる細菌は、歯を溶かす酸も発生させるため虫歯にもなりやすいのです。さらに、歯垢は口臭の原因ともなります。つまり、歯垢は口内トラブルの元凶なのです。ですから、口内を健康に保つためには、この歯垢をいかに除去するかが非常に重要なのです。

 歯垢をきれいに取り除くためには、歯垢の溜まりやすい歯と歯茎の間を歯ブラシで丁寧にブラッシングすることがなにより重要です。ただし、これには時間がかかります。歯の1本1本を表裏、さらに歯と歯茎の間を小刻みに丁寧にブラッシングしなければならず、相当な時間がかかるのです。ちなみに筆者の場合、少なくとも30分くらいはブラッシングをしています。しかし、なかなかそんなに長い時間ブラッシングはできない人が多いでしょうから、手早くとも丁寧に歯と歯茎の境目をブラッシングして、食べかすの付着をなくすことが重要です。

●危険な成分が多い歯磨き剤

 ところが、歯磨きの際に市販の歯磨き剤を使うとブラッシングの時間が短くなってしまい、歯垢を十分に除去することができないのです。なぜなら、歯磨き剤には刺激性のある化学物質がいくつも含まれているため、舌や歯肉や口内粘膜が刺激され、長時間のブラッシングは困難になるからです。

 市販の歯磨き剤は、ほぼすべてに合成界面活性剤が配合されています。合成界面活性剤は泡を立てて歯の表面を洗浄するためのもので、これが主成分です。一般的には、ラウリル硫酸Naが使われています。ラウリル硫酸Naは、代表的な陰イオン系の合成界面活性剤です。合成界面活性剤はどれも刺激性があり、歯磨きの後にしばらく食べ物の味がわからなくなるのは、それが原因と考えられています。中でもラウリル硫酸Naは、旧厚生省が皮膚障害やアレルギー、がんなどを起こす可能性があるとしてリストアップしていた表示指定成分です。

 以前は、化粧品や医薬部外品(歯磨き剤は医薬部外品に該当)には、表示指定成分の表示が義務付けられていました。それらを肌につけると人によっては皮膚障害などを起こす可能性があるため、表示することで注意を喚起していたのです。2001年4月からは、化粧品の全成分表示が義務付けられ、また、医薬部外品についても業界が全成分の表示を自主的に決めたため表示指定成分の制度はなくなりましたが、それらにリストアップされた化学合成物質が、今も要注意物質であることに変わりはないのです。

 このほか、歯磨き剤の多くには、保存料のパラベンが使われています。腐敗を防ぐために配合されており、細菌やカビなどの増殖を抑制します。しかし、細菌やカビなどに対して毒性があるだけでなく、口内や舌などの細胞に対しても毒性を発揮する可能性があるのです。これも表示指定成分だったものです。

 さらに、香味剤としてサッカリンNaが配合されているものが多くあります。合成甘味料の一種で、食品添加物としても使用が認められていますが、実は発がん性の疑いがもたれています。カナダでサッカリンNaを5%含む餌をラットに2世代にわたって食べさせる実験が行われました。その結果、2代目のオス45匹中8匹に膀胱がんが発生しました。

 市販の歯磨き剤には、このような危険性のある化学合成物質がいくつも配合されています。その影響で、歯磨き剤を使って歯を磨いていると舌や歯、口内粘膜が刺激され、また味を感じる器官である味蕾が影響を受けて食べ物の味がわからなくなるのです。

 また、歯磨き剤を飲み込んでしまいそうな不安を抱いている場合もあるでしょうし、歯磨き剤が汚れを落としてくれるから、ブラッシングは短くてもいいだろうという心理も働きます。このようなことから、歯磨き剤を使うとブラッシングの時間はせいぜい数分、長い人で10分くらいです。その結果、歯垢が十分除去されず、最終的には歯周病が発生してしまうのです。

●歯磨き剤は不要

 全国には数多くの歯科医院がありますが、患者の立場に立った治療を行っている医院は、必ず歯磨きの指導をします。その際、通常歯磨き剤は使わず、少し小さめの歯ブラシで歯と歯茎の間を小刻みにブラッシングするように指南するはずです。それが、歯周病を防ぐ最もよい方法だからです。

 筆者の場合、25歳の時に都内にある歯科医院の歯科衛生士から、歯磨き剤を使わないでブラッシングする指導を受け、60歳を過ぎた現在もそれを実行しています。そのお陰で、これまで歯周病になったことは一度もありません。歯茎が腫れたことも、ブヨブヨになったことも、出血したこともほとんどありません。そのため、歯科医院の医師からは「20代の歯茎をしている」と驚かれているほどです。

 ただし、歯磨き剤を使わずにブラッシングを続けていると、飲食したものによっては歯が黒ずんでくることがあります。筆者も、たまに黒ずんでくることがあります。これでは歯茎がきれいでも困りものですので、そのような時に筆者は石けん歯磨き剤を使うことにしています。「シャボン玉せっけんハミガキ」(シャボン玉石けん)です。これを使うと、黒ずみを取ることができます。この製品には合成界面活性剤や保存料などの刺激性物質は含まれていません。もちろんサッカリンNaも含まれていません。成分は、炭酸Ca(研磨剤)、水、ソルビトール(湿潤剤)、シリカ(研磨剤)、石ケン素地(発泡剤)、ベントナイト、セルロースガム(粘結剤)、香料(ペパーミント)です。

 ラウリル硫酸Naの代わりに石ケン素地が使われています。なお、ソルビトールは食品添加物としても使われている甘味料で、ぶどう糖やデンプンなどから作られています。もともと果物や海藻などに含まれている成分なので、安全性に問題はありません。また、ベントナイトは粘土の一種であり、陶磁器などに使われているものです。これも、その由来から安全性に問題はないと考えられます。

 歯磨きは、一般的に流通している歯磨き剤を使わずに行い、必要に応じて安全性を確認した歯磨き剤を使う――これが歯周病を防ぐ最大の秘訣といえます。ぜひ試してみてください。

虫歯は減ったのに増加中!子どもの「歯周病と脳力」の意外な関係(2015/3/15  

子どもの“虫歯は減っているけれど、歯周病が3割増えている”という、福岡県学校歯科医会の調査結果が発表されました。

福岡県の調査ですが、おそらく全国的にみてもそうだろうと思う調査結果です。

子どもの歯の健康は実は“学力や能力=脳力”とも密接につながっています。

今日は、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)の著者で、日本と欧米双方の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、“歯の健康と脳力(学力+能力)の関係”についてお伝えします。

 

小学1年~中学3年の「虫歯が減り、歯周病が増えて」いる!

永久歯に“虫歯のある子ども”は、2001年には小学1年生で13.6%、中学3年生で79.2%だったのが、2013年には、小1で6.7%、中3で51.5%と、大幅に減少したそうです。

ところが、“歯石がついたり歯肉炎になったりする子ども”が増加し、改善が必要な“要観察者”が、01年には小1で3.6%、

中3で13.2%だったのが、13年には小1で5.8%、中3で20.0%と増加しているのです。

 

実は歯周病予防には「よく噛む」ことが必要な理由

歯周病が増えた原因には、意外ですが歯磨きの仕方よりも、ファストフードなど柔らかくてあまり噛まなくていい食事や、共働きが増え、食事を急いで食べることが多くなったという要因の影響が大きいと考えられます。

例えば、急いで食べたりよく噛まずに飲み込むと唾液が十分分泌されません。唾液には、食べ物の消化を助けのどを通りやすくしたり、殺菌作用によって粘膜や歯茎を守り口の中を清潔に保ったり、口の中の乾燥を防ぎ細菌の発育を防ぐという働きなどがあります。

唾液の分泌が不十分だと、口の中に食べ物が残ります。その食べ残しが歯周ポケットに入り込み、唾液による殺菌作用も働かないために、歯周病になってしまう可能性が高まるのです。

唾液は食べ物を噛んだ時の刺激などで分泌されますから、しっかり噛む習慣をつければ、唾液が十分分泌され、口の中をいつも清潔に保つことができるのです。

 

よく噛むことは脳力アップにも!メリット5

さらに、実は“噛む”という行為が脳への刺激になることは、以前から様々な研究で明らかになっています。脳の働きが活発になると、いわゆる「頭が冴える」状態になるわけです。

・集中力や忍耐力が増す

・想像力や創造力が働く

・理解力や認知力が増す

・思考力や記憶力がよくなる

・感覚や運動神経が高まる

 

これらの働きは、数年前にNHKの『ためしてガッテン』でも紹介され大きな話題になりました。「ガムを噛む」など噛

む行為は、近年特に認知症などの治療などにも取り入れられています。

さらに、歯の健康は当然ながら身体の健康にもつながっていますね。身体の調子が悪ければ、気力ややる気が出ません。よく噛めば、

・顎の骨や筋肉が鍛えられことにより、歯が丈夫になる

・歯が丈夫になれば、しっかり噛める

・しっかり噛んで食べると消化によい

・よく消化されると、栄養素が吸収されやすい

・栄養素が無駄なく吸収されると元気になる

 という好循環を期待でき、心身ともに元気な状態でいろんなことに取り組めるでしょう。

 

脳と身体の健康のための食事

“よく噛む”ことが大切だとわかっていただけましたね。では、これから以下のことに気をつけて子どもと食事を取っていきましょう。

・柔らかいものばかりの食事は避ける

・根菜類やきのこ、小魚など、よく噛まないといけないものを食べさせる

・食事の時間をゆったり取って楽しみながら食べる

・せかさずよく噛んで食べさせる

 

実はお金をかけた贅沢な食事がいいかというと、むしろ逆。煮干しや野菜、海藻類など昔ながらの質素な食事の方が、健康のためにはイイのです。

子どもには、「少し固めかな」と思うくらいのものを与えていきましょう。よく噛むと満腹感が得られますから、食べ過ぎることも少なくなります。

これから“食事の質と時間”も意識してみてくださいね。

不眠症の自己チェック、睡眠薬に関する7つの誤解 「春の睡眠の日」にちなみ専門家が講演(2015/3/19 あなたの健康百科)

精神・神経科学振興財団は3月15日、「春の睡眠の日」と「世界睡眠デー」(ともに3月18日)にちなんで東京都内で市民公開講座を開らき、専門家が不眠やより良い眠りについての講演を行った。その中で、同財団の大川匡子理事は、睡眠の仕組みから不眠症の治療までを解説。不眠症の自己チェックや、睡眠薬に関する7つの誤解なども紹介した。

日本人の睡眠時間、過去60年で2時間以上短縮

NHK放送文化研究所の調査によると、日本人の9割以上が睡眠中になる時間は1941年の午後10時50分から年々後退し、1970年に午前0時、2000年には午前1時になった。それに対し、起床時間はほとんど変わっていない。つまり、60年で日本人の睡眠時間は2時間以上短くなっているという。


大川理事は、睡眠の仕組みは(1)起きている間に睡眠物質がたまっていき、疲れた眠る「恒常性機能」、(2)暗くなると眠り、明るくなると動く「体内時計」、(3)非常時や不安など必要なときには目覚める「覚醒機構」―が正常に働いて成り立っていると説明。不眠症は、体調や環境、ストレス、薬の副作用などによってこの機能が崩れて起きる病気とし、以下の自己チェック(診断基準)を紹介した。

1 1時間以上寝付けない(入眠困難)
2 2回以上目が覚める(中途覚醒)
3 2時間以上早く目覚める(早朝覚醒)
4 よく眠れたという実感がない(熟眠障害)
5 翌日の社会生活に支障
※1~4の1つ以上が週3回ほどあり、それが1カ月以上続く+5で不眠症

睡眠薬治療の6つのコツも紹介

また大川理事は、睡眠薬治療の6つのコツや、睡眠薬に対する7つの誤解も紹介。睡眠薬を飲み続けてもよいのかという会場からの質問には、「薬は食べ物と違って、症状がなくなったら飲まなくてよいもの。ただ、いきなり服用をやめると反動が出る場合もあるので、徐々にやめていくのがよいでしょう」とし、主治医に"良くなってきたから薬を減らしたい"としっかり伝えてほしいとした。

◆睡眠薬治療の6つのコツ
1 作用時間の短いものを選ぶ
2 筋弛緩(しかん)作用の弱いものを選ぶ
3 代謝系の単純なものを選ぶ
4 通常の半量から始める
5 症状改善とともに漸減・中止
6 他剤との併用に注意

◆睡眠薬に対する7つの誤解
1 精神安定剤は安全だが睡眠薬は怖い薬
2 睡眠薬を飲んだら強い眠気が現れる
3 一度飲み出したら一生やめられない(依存性)
4 薬の量がどんどん増えていく(耐性)
5 物忘れがひどくなる、ぼける(認知症)
6 大量に飲むと死んでしまう(自殺)
7 睡眠薬よりアルコールの方が安全(寝酒のススメ)

不眠と心房細動の関係初めて知った参加者も

このほか、睡眠コンサルタントの友野なお氏が入浴法や寝具選びなど、より良い睡眠を実現する方法、愛知医科大医学部の塩見利明教授が睡眠時無呼吸症候群について解説。講演の合間には、声楽家の星美智子氏らが眠りに良いコンサートを行った。


埼玉県から来た80歳代の女性は「心房細動を患っているが、不眠の症状もあった。主治医に聞いても相手にされなかったが、今回の講演を聴いてこの2つが関係していることを初めて知った」と話していた。また、神奈川県から訪れた20歳代の女性は「同僚で睡眠に悩んでいる人がいて、会社で配布された資料以上に知識を深めるために参加した。この知識を同僚や上司と共有したい」と話した。

 

プラークとは 口内で細菌たちが運動会(2015/3/16 福島民友新聞)

プラークとは何でしょうか。朝起きたときに歯の周りに付くネバネバしたもの、歯垢(しこう)、細菌の塊、などいろいろ聞いたことがあると思います。実際には約80%が水で約15%が細菌からできているものです。食べた後が一番汚れていると思う人が多いですが、実際は朝起きたときが最も細菌の量が多いといわれています。
口の中には何百種類もの細菌がすみついていて、自由に移動したり、一種の食物連鎖(細菌が出す老廃物がほかの細菌の栄養となるなど)があるなど様々(さまざま)な生活を営んでいます。これらの細菌密度はかなり高いといわれています。
プラークは大きく分けて歯肉の上に付く「歯肉縁上プラーク」と歯肉よりも深い部分に付く「歯肉縁下プラーク」の2種類に分けられます。前者はミュータンス菌などで知られる酸素を必要とする嫌気性菌が多く、むし歯の原因菌が多く含まれます。後者は歯と歯肉の境の溝の深い部分に、酸素を必要としない歯周病菌などの嫌気性菌が多く生息しています。中にはぐるぐると回転しながら移動するものや、尻尾を振るようにして移動する運動性の細菌もいます。
このように口の中は運動会のように様々な細菌たちがひしめき合っています。放置するとどんどん増えて、その影響でむし歯や歯周病が進行し、歯を抜かざるを得ないという恐ろしい現実が待ち構えています。完全なプラークコントロールが必要ですがとても難しいものです。歯科医院でブラッシングの練習をしましょう。

55歳未満では肥満が心血管リスクの原因になる(2015.3.16 ヘルスデージャパン)


肥満が心疾患リスクを引き起こすという因果関係は年齢特異的であることが、スウェーデン・ウプサラ大学のFall氏らの検討で分かった。「Diabetes」電子版に2月23日掲載された論文。 32の遺伝マーカーを基にしたメンデル無作為化アプローチを用いて、血圧、血糖指標、脂質などの心血管リスクと肥満の関係を6万7,553人のデータで調べた結果、全体および55歳未満の層別解析の両方で、肥満が血圧、空腹時インスリン、炎症指標、脂質異常などのリスクの原因になっているとのエビデンスが示された。55歳未満の層では55歳以上の層より総コレステロールとの因果効果が大きいことも分かった。

揚げ物が心不全リスク上昇に関連(2015.3.16 ヘルスデージャパン)

げ物を多く食べるほど、心不全のリスクが高まる――こんな研究結果が、米ボルチモアで開催された米国心臓協会(AHA)の集会で発表された。米ハーバード大学医学部(ボストン)内科准教授の Luc Djousse氏らが米国立心肺血液研究所(NHLBI)の資金提供を受けて実施した研究。

AHAによれば、心不全は65歳以上の人における最も多い入院理由の1つだ。Djousse氏らは、医師健康調査(PHS)に参加した男性医師1万5,300人超のデータを収集した。被験者は研究開始時に平均66歳で、3年間にわたり食物の摂取頻度に関する質問票に記入した。平均10年の追跡期間中、632人に心不全が発症した。

調査の結果、揚げ物を週1~3回食べる男性では心不全の発症リスクが18%高く、週4~6回では25%、7回以上では68%高かった。

この結果を受け、心臓専門医はフライドポテトやドーナツ、揚げた魚やチキンなどをやめるよう勧めている。ただし、今回の研究でみられた揚げ物の摂取と心不全リスクとの関連性は、因果関係を証明するものではない。

Djousse氏は、「この研究から、心不全などの慢性疾患を予防するため、1週間に食べる揚げ物の頻度と量を減らすほうがよいと示唆された。健康的な食事とは、果物、野菜、豆類、全粒粉を豊富に含み、飽和脂肪酸、赤身肉、塩分、揚げ物が少ない食事である」という。

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