前立腺炎が歯周病治療で改善(2015/5/12 NEWS JAPAN)

米・クリーブランド:歯周病は口腔に影響するだけでなく、様々な身体部位の炎症を引き起こす場合があり、その症状が前立腺炎にも関係することが最近明らかとなった。同研究によると、非外科的歯周病治療が前立腺炎症の徴候を軽減することが示された。

その研究には、前立腺炎と慢性歯周炎があると確認され、非外科的歯周病治療を受けた男性27人が参加した。歯周治療中、参加者は前立腺に対する治療は受けなかった。
前立腺がんおよびその他の前立腺障害があると増加する前立腺特異抗原(PSA)の治療前平均値は、前立腺炎症が中~高程度の群が0~低程度の群より著しく高かった。
研究者らによると、平均PSA値の減少は治療後4~8週間後に表れ、全体では21人の参加者でPSAの減少が見られた。治療前に高いレベルであった者が、歯周病治療の恩恵をもっとも受けたという。
この研究を行ったケースウェスタンリザーブ大学の歯周病学部長で教授のDr. Nabil F. Bissadaは、「今回の研究は、歯周病の治療が、前立腺炎患者の症状やQOLを向上できることを示した。この研究結果が追跡調査で裏付けられ、歯周病治療が前立腺疾患治療として標準化されるのを望んでいる」とBissadaは言う。
"Periodontal Treatment Improves Prostate Symptoms and Lowers Serum PSA in Men with High PSA and Chronic Periodontitis(歯周病治療は高PSA値および慢性歯周病患者における前立腺症状を改善し血清PSAを減少させる)"というタイトルのこの研究は、Dentistry journalの2月号に掲載された。

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