虫歯は減ったのに増加中!子どもの「歯周病と脳力」の意外な関係(2015/3/15  

子どもの“虫歯は減っているけれど、歯周病が3割増えている”という、福岡県学校歯科医会の調査結果が発表されました。

福岡県の調査ですが、おそらく全国的にみてもそうだろうと思う調査結果です。

子どもの歯の健康は実は“学力や能力=脳力”とも密接につながっています。

今日は、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)の著者で、日本と欧米双方の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、“歯の健康と脳力(学力+能力)の関係”についてお伝えします。

 

小学1年~中学3年の「虫歯が減り、歯周病が増えて」いる!

永久歯に“虫歯のある子ども”は、2001年には小学1年生で13.6%、中学3年生で79.2%だったのが、2013年には、小1で6.7%、中3で51.5%と、大幅に減少したそうです。

ところが、“歯石がついたり歯肉炎になったりする子ども”が増加し、改善が必要な“要観察者”が、01年には小1で3.6%、

中3で13.2%だったのが、13年には小1で5.8%、中3で20.0%と増加しているのです。

 

実は歯周病予防には「よく噛む」ことが必要な理由

歯周病が増えた原因には、意外ですが歯磨きの仕方よりも、ファストフードなど柔らかくてあまり噛まなくていい食事や、共働きが増え、食事を急いで食べることが多くなったという要因の影響が大きいと考えられます。

例えば、急いで食べたりよく噛まずに飲み込むと唾液が十分分泌されません。唾液には、食べ物の消化を助けのどを通りやすくしたり、殺菌作用によって粘膜や歯茎を守り口の中を清潔に保ったり、口の中の乾燥を防ぎ細菌の発育を防ぐという働きなどがあります。

唾液の分泌が不十分だと、口の中に食べ物が残ります。その食べ残しが歯周ポケットに入り込み、唾液による殺菌作用も働かないために、歯周病になってしまう可能性が高まるのです。

唾液は食べ物を噛んだ時の刺激などで分泌されますから、しっかり噛む習慣をつければ、唾液が十分分泌され、口の中をいつも清潔に保つことができるのです。

 

よく噛むことは脳力アップにも!メリット5

さらに、実は“噛む”という行為が脳への刺激になることは、以前から様々な研究で明らかになっています。脳の働きが活発になると、いわゆる「頭が冴える」状態になるわけです。

・集中力や忍耐力が増す

・想像力や創造力が働く

・理解力や認知力が増す

・思考力や記憶力がよくなる

・感覚や運動神経が高まる

 

これらの働きは、数年前にNHKの『ためしてガッテン』でも紹介され大きな話題になりました。「ガムを噛む」など噛

む行為は、近年特に認知症などの治療などにも取り入れられています。

さらに、歯の健康は当然ながら身体の健康にもつながっていますね。身体の調子が悪ければ、気力ややる気が出ません。よく噛めば、

・顎の骨や筋肉が鍛えられことにより、歯が丈夫になる

・歯が丈夫になれば、しっかり噛める

・しっかり噛んで食べると消化によい

・よく消化されると、栄養素が吸収されやすい

・栄養素が無駄なく吸収されると元気になる

 という好循環を期待でき、心身ともに元気な状態でいろんなことに取り組めるでしょう。

 

脳と身体の健康のための食事

“よく噛む”ことが大切だとわかっていただけましたね。では、これから以下のことに気をつけて子どもと食事を取っていきましょう。

・柔らかいものばかりの食事は避ける

・根菜類やきのこ、小魚など、よく噛まないといけないものを食べさせる

・食事の時間をゆったり取って楽しみながら食べる

・せかさずよく噛んで食べさせる

 

実はお金をかけた贅沢な食事がいいかというと、むしろ逆。煮干しや野菜、海藻類など昔ながらの質素な食事の方が、健康のためにはイイのです。

子どもには、「少し固めかな」と思うくらいのものを与えていきましょう。よく噛むと満腹感が得られますから、食べ過ぎることも少なくなります。

これから“食事の質と時間”も意識してみてくださいね。

不眠症の自己チェック、睡眠薬に関する7つの誤解 「春の睡眠の日」にちなみ専門家が講演(2015/3/19 あなたの健康百科)

精神・神経科学振興財団は3月15日、「春の睡眠の日」と「世界睡眠デー」(ともに3月18日)にちなんで東京都内で市民公開講座を開らき、専門家が不眠やより良い眠りについての講演を行った。その中で、同財団の大川匡子理事は、睡眠の仕組みから不眠症の治療までを解説。不眠症の自己チェックや、睡眠薬に関する7つの誤解なども紹介した。

日本人の睡眠時間、過去60年で2時間以上短縮

NHK放送文化研究所の調査によると、日本人の9割以上が睡眠中になる時間は1941年の午後10時50分から年々後退し、1970年に午前0時、2000年には午前1時になった。それに対し、起床時間はほとんど変わっていない。つまり、60年で日本人の睡眠時間は2時間以上短くなっているという。


大川理事は、睡眠の仕組みは(1)起きている間に睡眠物質がたまっていき、疲れた眠る「恒常性機能」、(2)暗くなると眠り、明るくなると動く「体内時計」、(3)非常時や不安など必要なときには目覚める「覚醒機構」―が正常に働いて成り立っていると説明。不眠症は、体調や環境、ストレス、薬の副作用などによってこの機能が崩れて起きる病気とし、以下の自己チェック(診断基準)を紹介した。

1 1時間以上寝付けない(入眠困難)
2 2回以上目が覚める(中途覚醒)
3 2時間以上早く目覚める(早朝覚醒)
4 よく眠れたという実感がない(熟眠障害)
5 翌日の社会生活に支障
※1~4の1つ以上が週3回ほどあり、それが1カ月以上続く+5で不眠症

睡眠薬治療の6つのコツも紹介

また大川理事は、睡眠薬治療の6つのコツや、睡眠薬に対する7つの誤解も紹介。睡眠薬を飲み続けてもよいのかという会場からの質問には、「薬は食べ物と違って、症状がなくなったら飲まなくてよいもの。ただ、いきなり服用をやめると反動が出る場合もあるので、徐々にやめていくのがよいでしょう」とし、主治医に"良くなってきたから薬を減らしたい"としっかり伝えてほしいとした。

◆睡眠薬治療の6つのコツ
1 作用時間の短いものを選ぶ
2 筋弛緩(しかん)作用の弱いものを選ぶ
3 代謝系の単純なものを選ぶ
4 通常の半量から始める
5 症状改善とともに漸減・中止
6 他剤との併用に注意

◆睡眠薬に対する7つの誤解
1 精神安定剤は安全だが睡眠薬は怖い薬
2 睡眠薬を飲んだら強い眠気が現れる
3 一度飲み出したら一生やめられない(依存性)
4 薬の量がどんどん増えていく(耐性)
5 物忘れがひどくなる、ぼける(認知症)
6 大量に飲むと死んでしまう(自殺)
7 睡眠薬よりアルコールの方が安全(寝酒のススメ)

不眠と心房細動の関係初めて知った参加者も

このほか、睡眠コンサルタントの友野なお氏が入浴法や寝具選びなど、より良い睡眠を実現する方法、愛知医科大医学部の塩見利明教授が睡眠時無呼吸症候群について解説。講演の合間には、声楽家の星美智子氏らが眠りに良いコンサートを行った。


埼玉県から来た80歳代の女性は「心房細動を患っているが、不眠の症状もあった。主治医に聞いても相手にされなかったが、今回の講演を聴いてこの2つが関係していることを初めて知った」と話していた。また、神奈川県から訪れた20歳代の女性は「同僚で睡眠に悩んでいる人がいて、会社で配布された資料以上に知識を深めるために参加した。この知識を同僚や上司と共有したい」と話した。

 

プラークとは 口内で細菌たちが運動会(2015/3/16 福島民友新聞)

プラークとは何でしょうか。朝起きたときに歯の周りに付くネバネバしたもの、歯垢(しこう)、細菌の塊、などいろいろ聞いたことがあると思います。実際には約80%が水で約15%が細菌からできているものです。食べた後が一番汚れていると思う人が多いですが、実際は朝起きたときが最も細菌の量が多いといわれています。
口の中には何百種類もの細菌がすみついていて、自由に移動したり、一種の食物連鎖(細菌が出す老廃物がほかの細菌の栄養となるなど)があるなど様々(さまざま)な生活を営んでいます。これらの細菌密度はかなり高いといわれています。
プラークは大きく分けて歯肉の上に付く「歯肉縁上プラーク」と歯肉よりも深い部分に付く「歯肉縁下プラーク」の2種類に分けられます。前者はミュータンス菌などで知られる酸素を必要とする嫌気性菌が多く、むし歯の原因菌が多く含まれます。後者は歯と歯肉の境の溝の深い部分に、酸素を必要としない歯周病菌などの嫌気性菌が多く生息しています。中にはぐるぐると回転しながら移動するものや、尻尾を振るようにして移動する運動性の細菌もいます。
このように口の中は運動会のように様々な細菌たちがひしめき合っています。放置するとどんどん増えて、その影響でむし歯や歯周病が進行し、歯を抜かざるを得ないという恐ろしい現実が待ち構えています。完全なプラークコントロールが必要ですがとても難しいものです。歯科医院でブラッシングの練習をしましょう。

55歳未満では肥満が心血管リスクの原因になる(2015.3.16 ヘルスデージャパン)


肥満が心疾患リスクを引き起こすという因果関係は年齢特異的であることが、スウェーデン・ウプサラ大学のFall氏らの検討で分かった。「Diabetes」電子版に2月23日掲載された論文。 32の遺伝マーカーを基にしたメンデル無作為化アプローチを用いて、血圧、血糖指標、脂質などの心血管リスクと肥満の関係を6万7,553人のデータで調べた結果、全体および55歳未満の層別解析の両方で、肥満が血圧、空腹時インスリン、炎症指標、脂質異常などのリスクの原因になっているとのエビデンスが示された。55歳未満の層では55歳以上の層より総コレステロールとの因果効果が大きいことも分かった。

揚げ物が心不全リスク上昇に関連(2015.3.16 ヘルスデージャパン)

げ物を多く食べるほど、心不全のリスクが高まる――こんな研究結果が、米ボルチモアで開催された米国心臓協会(AHA)の集会で発表された。米ハーバード大学医学部(ボストン)内科准教授の Luc Djousse氏らが米国立心肺血液研究所(NHLBI)の資金提供を受けて実施した研究。

AHAによれば、心不全は65歳以上の人における最も多い入院理由の1つだ。Djousse氏らは、医師健康調査(PHS)に参加した男性医師1万5,300人超のデータを収集した。被験者は研究開始時に平均66歳で、3年間にわたり食物の摂取頻度に関する質問票に記入した。平均10年の追跡期間中、632人に心不全が発症した。

調査の結果、揚げ物を週1~3回食べる男性では心不全の発症リスクが18%高く、週4~6回では25%、7回以上では68%高かった。

この結果を受け、心臓専門医はフライドポテトやドーナツ、揚げた魚やチキンなどをやめるよう勧めている。ただし、今回の研究でみられた揚げ物の摂取と心不全リスクとの関連性は、因果関係を証明するものではない。

Djousse氏は、「この研究から、心不全などの慢性疾患を予防するため、1週間に食べる揚げ物の頻度と量を減らすほうがよいと示唆された。健康的な食事とは、果物、野菜、豆類、全粒粉を豊富に含み、飽和脂肪酸、赤身肉、塩分、揚げ物が少ない食事である」という。

ワクチンは副作用が強くて危険!? ―その1― 小児科医がずばり答えます!ワクチンに関する5つの疑問(2015/3/16 あなたの健康百科) 

〈編集部から〉
十分な治療法がなく、死亡や重い障害を残す感染症は少なくありません。これまで人類とウイルス、細菌との闘いが繰り広げられてきた中で、最も強力な武器の一つといわれるのがワクチンです。「ワクチンは飲み水の浄化に次いで、多くの子どもの病気を防ぎ、命を救ってきた"医薬品界のスーパースター"」と話すのは、小児感染症の専門家、長崎大学小児科の森内浩幸教授。しかし、普段の診療において、子どもに付き添うママやパパ、おじいちゃん、おばあちゃんたちのワクチンに対する不安や誤解は根強いと感じることも少なくないようです。このシリーズでは普段、医師にはなかなか聞きにくいワクチンに関する5つの疑問を、6回にわたって解説してもらいます。森内教授は「正しい知識を持って、子どもを守るワクチンを上手に利用してほしい」と呼びかけています。第2回は「ワクチンは副作用が強く危険!? ―その1―」。

 

ワクチンは副作用が強く危険!? ―その1―

「ワクチンの接種で重い後遺症が残った人の話を聞きます。本当に安全なのですか?」という人もいます。日本では「ワクチンの接種でこんなに患者や死亡者が減りました」という報道よりも「ワクチンの接種後に突然死」「ワクチンの接種後に体の震え」といった報道が目に付きます。

報道に関わる人、そして報道を見る人に分かっていただきたいのは「相関関係」と「因果関係」の違いです。例えば、「オーガニック食品の売り上げが増え、自閉症が増えた」というデータがあります。これらのデータからは、2つの出来事が同時に起きている、あるいは両者の変化に共通の要因がある可能性を示す「相関関係」は推定されます。しかし、「自閉症の原因はオーガニック食品の摂取」のように「因果関係」があるとは言えません。

「相関関係」と「因果関係」が全く異なることを理解しないと、「ワクチン接種後に○○」=「ワクチンが原因で○○」という誤解はいつまでもなくなりません。

乳児期のワクチン増加が突然死に関連?

もう一つ、日本でワクチンと関連付けられやすいのは、生後2~6カ月くらいまでの赤ちゃんに見られる乳幼児突然死症候群(SIDS)による「紛れ込み事故」です。SIDSは、健康と思っていた赤ちゃんが睡眠中に突然、呼吸が止まって亡くなるという原因不明の突然死のこと。乳幼児期に接種するワクチンが増える以前から、日本では赤ちゃんの死因の第3位を占めています。

近年、乳児期の前半に四種混合(DPT-IPV)やヒブ、肺炎球菌、B型肝炎ウイルス、ロタウイルスなど、接種するワクチンが増えています。そんな中、赤ちゃんのワクチン接種後の突然死が、両者を関連付けるかのように大きく報道されることがあります。

しかし、実は、国によるあおむけ寝や保護者の禁煙、母乳哺育といった予防策の推進が効を奏し、SIDSは年々確実に減少しています。本当にワクチンが突然死をもたらすのであれば、これだけ多くのワクチンを接種するようになった近年、SIDSは増えているはず。つまり、こうした報道は事実ではないのです。

「紛れ込み事故」を減らすために同時接種を

先進国でも途上国でも、ワクチンで防げる感染症(VPD)をリスクの高い時期にきちんと予防するため、そして接種される子どもの負担や通院回数の負担などを考慮した同時接種が一般的に行われています。一方、日本では医師や保護者が「同時接種の後に何かあったら不安」という理由で、同時接種の普及が進んでいません。

しかし、個別接種の回数が増えるほど、接種から1週間以内の「紛れ込み事故」に遭遇する確率が高まります。生後2~6カ月に必要な全てのワクチンを可能な限り同時接種すれば4回で必要な接種スケジュールが完了し「紛れ込み事故」の確率を最も減らすことができます。小児科医も保護者も同時接種に対する理解をもっと深めて欲しいと思います。

 

昼食後は“磨かない”派も!? 女性に聞いた「歯磨き」の頻度(2015/3/12 マイナビウーマン)

虫歯や口臭予防の基本となる「歯磨き」は、毎日行う習慣のひとつ。外出先にも歯磨きセットを持参して、何か食べたあとは必ず歯を磨いているという人もいるのでは? では、世の女性は1日に何回歯を磨いているのでしょうか。そこで、女性のみなさんに「歯磨きの頻度」について聞いてみました。

Q.歯磨きは平均して1日何回しますか?
●1位/「3回」……48.0%
○2位/「2回」……38.0%
●3位/「1回」……8.8%
○4位/「4回以上」……5.3%
※単一回答式。

■1位/「3回」
・「朝食、昼食、夕食の毎食後に磨いている」(30歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「朝食後、昼食後、寝る前。基本の3回!」(32歳/電力・ガス・石油/技術職)

朝・昼・晩の3回歯を磨くのが習慣になっているという女性は多いようです。食後すぐよりも、少し時間が経ってから磨くのが一番いいそうですよ。

■2位/「2回」
・「起床したときと就寝前に磨いています。それ以外の飲食後はガムを噛んでいます」(31歳/ソフトウェア/事務系専門職)
・「朝晩している。昼はトイレが混むからやっていない」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「時間があれば昼休憩中もするが、朝と夜歯を磨く」(33歳/学校・教育関連/事務系専門職)

朝と夜は自宅にいるから問題ないけれど、会社にいたり、外出していることも多い日中の歯磨きに関しては、さまざまな理由で歯を磨けない人もいるようです。ランチ後など、お口がスッキリしないときは、ガムなどを噛んでリフレッシュしておくとよさそう。

■3位/「1回」
・「本当は毎食後するべきですが、夜にていねいに磨くようにしています」(32歳/医療・福祉/専門職)
・「大体、夜に1回が多い」(31歳/学校・教育関連/技術職)
・「2回したいが、夜しか時間がないから」(26歳/小売店/販売職・サービス系)

夜に1回磨くのが精いっぱいという人も。寝ている間は唾液の分泌が減ってしまうことから、朝起きたとき口臭がキツくなりがち。起床したあと水でうがいをして、朝ごはんを食べたあと歯磨きをするといいそうです。

■4位/「4回以上」
・「会社にも歯ブラシを持って行っているし、何かを食べたりコーヒーや紅茶を飲んだら歯を磨くようにしている」(25歳/不動産/事務系専門職)
・「朝、昼、晩ご飯のあと、お風呂の中で最後にていねいに磨く」(32歳/その他)

4回以上と、かなりマメに歯磨きをしている女性もいました! 中には、口に何かを入れたらすぐ磨くようにしている人もいるみたい。

回数に多少の差はありましたが、アンケートで「0回」と答えた人はゼロ。オーラルケアはしっかり毎日の習慣となっているようですね。あなたは、1日に何回歯を磨きますか?

 

「歯磨き粉」の使用期限 未開封で製造から3年以内なら問題ない(2015/3/10 livedoor NEWS)

歯磨きをする時、好みが分かれると思われるのが「歯磨き粉」だ。歯磨き粉は種類によって、味や爽快感、効能がかなり違うからだ。そこで、「おしトピ by 教えて!goo」で「歯磨き粉は何を使っている?」聞いて見たところ、こんな声が寄せられた。

■磨き心地や効能より値段の安さ重視も

「なたまめ柿渋歯磨き粉。なくなってしまって、今クリアクリーンとか使っていますが、さっぱり感の持続性が違うような(以下略)…」(Lien)、と磨いたあとのさっぱり感を重視するという回答が見られた。

また、「…(前略)歯茎が悪いから塩系!」(デメタンさん)、「ピンクのシュミテクト。歯周病予防のタイプ(以下略)…」(まるX2さん)、と効能重視の人もいた。

「先月安かったのでアクアフレッシュです。ほんとは歯医者の高いやつ使いたいんだけど」(た-chanさん)、「行った店で、最安値のもの(以下略)…」(nishidoaさん)、と磨き心地や効能より値段の安さで選ぶという回答もあった。

■未開封なら製造から3年まで

ところで、歯磨き粉は口に入れるものだが、使用期限が明記されていない。よって昔買っておいた旅行用の歯磨きセットの歯磨き粉を使うかどうか悩むことも……。そこで、歯磨き粉の開発・製造を手がける大手メーカーのライオンに聞いてみることにした。

「使用期限というものはとくになく、当社製品では代わりに製造時の年月日を歯磨き粉チューブのお尻のところに明記しています(※)」

見てみると、なるほど「141107」と書いてある。これって2014年11月7日製造ということ?

「はい、その年月日から3年までを製造時の品質保持期限としています。ただし、未開封の場合ですが……」

■開封後はなるべく早く使い切ること

つまり、未開封で製造から3年以内なら、使用してもまったく問題ないというわけ。では、開封済みのものはどうか。

「できるだけ早めに使っていただきたいのですが、変色や異臭がしなければ、1年くらいは使えると思います」

ただし、それ以上古くなると、水分が分離し、歯磨き粉の粘度が硬くなってしまうケースがあるという。また、チューブの周りにカビが生えることも……。

さらに、保管状態も品質に影響する。常温で直射日光を避けて保管がベストだが、暑いところや寒いところだと、やはり成分が変化してしまうそうだ。

古い歯磨き粉を使う場合は、製造年月日を確認し、中身に変化がないか見てからにしよう!!

 

食器洗浄機が小児喘息や湿疹のリスクを高める理由(2015/3/9 ヘルスデージャパン))

食器洗浄機を使用せずに食器を手洗いすると、小児が喘息や湿疹などのアレルギー症状を発症するリスクが低くなる可能性があることが新たな研究で報告された。これは、幼少期に多種類の微生物に曝露することにより免疫系の適正な機能が維持されるとする、いわゆる「衛生仮説」を裏づける最新の知見である。

研究の筆頭著者でスウェーデン、クイーンシルヴィア小児病院(イェーテボリ)准教授のBill Hesselmar氏は、「食器の手洗いは、食洗機を使用するよりも細菌量を減少させる効果が低いことを示す複数の研究がある。そのため、食器の手洗いが微生物曝露を増大させ、免疫刺激をもたらすことによりアレルギーが低減すると、われわれは推測している」と述べている。

ただし、食器の手洗いとアレルギー発症の低減との因果関係は明らかにされていない。この知見は「Pediatrics」オンライン版に2月23日掲載された。

今回の研究では、7~8歳のスウェーデン人の小児1,000人強を対象として、喘息、湿疹および季節性アレルギーの既往について親に尋ねたほか、家庭での食器の洗い方、発酵食品や農場から直接入手した食品を食べる頻度を尋ねた。このような因子による影響を算出するうえで、母乳哺育やペットの有無など、アレルギー疾患リスクを低減するとされるいくつかの因子について調整を行った。

約12%の家庭が食器を手洗いしており、このような家庭の小児は、食洗機を使用する家庭に比べ、アレルギーを発症するリスクが約半分であることがわかった。食器を手洗いする家庭の小児は23%に湿疹、1.7%に喘息がみられたのに対し、食洗機を使用する家庭ではそれぞれ38%、7.3%であった。手洗いの家庭では季節性アレルギーの比率も低かったが、統計的な有意差はなかった。

また、ザワークラウトやキュウリの漬物などの発酵食品を少なくとも月1回食べる小児や、地元の農場から入手した食品を食べている小児は、あらゆるアレルギー疾患になる確率が低い傾向があることもわかった。

米カンザス大学病院(カンザスシティ)の小児アレルギー専門医Selina Gierer氏は、今回の研究結果は意外なものではないとする一方、「患者がアトピー性(アレルギー)疾患を発症するかどうかに関与する環境的・遺伝的な因子は多数ある」と述べている。また、感染症を減らすために微生物曝露を低減することによる健康面のベネフィットを考慮することも重要であると同氏は指摘している。

産後2週間は特に注意を ママのメンタル(2015/3/7 NHK NEWS)

出産した女性のメンタルヘルスは、産後2週間の時期にリスクが最も高まることが厚生労働省の研究班の調査で分かりました。
妊娠中の早い段階から女性を精神的にサポートする体制が必要だとしています。
厚生労働省の研究班で国立成育医療研究センターの医師らは、東京・世田谷区の病院で出産した1400人余りについて、妊娠中期から分べん後3か月までの期間のメンタルヘルスの状況を調べました。
その結果、ハイリスクに該当する人が最も多かったのは産後2週間の時期で、4人に1人に当たる26%でした。
また、妊娠中から育児の支援体制に不安を抱えている人などは、産後のリスクが高い傾向にあることが分かりました。
産後2週間は、お産の疲れが出たり育児不安が高まったりする時期とされ、研究グループは、ハイリスクの人に適切なケアを行わないと、うつなどの精神疾患を含め、子育てにも影響を及ぼすおそれがあるとしています。
国立成育医療研究センターの久保隆彦産科医長は「核家族化が進み、子育てを頼る家族のいない女性も増えている。産後2週間や1か月の早い段階でメンタル検診を行うなどサポート体制が必要」と話しています。
研究グループでは、妊娠中や産後のメンタルヘルスを診断する体制の確立や、産後の女性に対する健診費用の公的補助などを提言することにしています。

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