障がい歯科 通常の歯科と違いはない(2015/3/2 福島民友新聞)

通常の治療と違いはない

障がい者歯科とは、身体的・知的・精神的な障害があるために歯科治療を受けることが難しい人を対象として、障害を考慮した歯科治療や口腔(こうくう)ケア、機能訓練などを行う歯科医療をいいます。
対象となる患者は、外傷などで身体が不自由な人、廃用症候群などが理由で寝たきりの人、筋ジストロフィーや脳血管障害などで身体に障害がある人、脳性麻痺(まひ)などによる発育遅延などの知的障害がある人、自閉症、うつ病、認知症の人など、非常に広い分野に及んでいますが、主な歯科医療行為は、むし歯や歯周病の治療、入れ歯の作製など、通常の歯科治療と違いはありません。
しかし、障害のある人の場合、治療への協力が困難な場合も多く、全身麻酔や静脈内鎮静法といった麻酔下での処置が必要な場合もあります。さらに、歯科治療はもちろんですが、口腔ケアなどの継続管理や摂食嚥下(えんげ)リハビリテーションなどを、NST(栄養サポートチーム)やさまざまな職種で連携を組まなければならない場面も少なくありません。
以前は、これらの連携があまり充実していませんでしたが、最近では職種間の連携が急速に進んできている地域や医療機関もあります。障害が理由で歯科治療が困難であった時代は去ろうとしています。治療を諦めるのではなく、まずは歯科医院で相談してみてください。

家庭排水から歯の感染菌の薬?細菌に感染するウイルスに潜在力 ファージ療法は有効か、「バイオフィルム」を溶かす 歯科(2015/3/1 Medエッジ)


家庭排水から分離されたウイルスを、歯の感染菌の治療に使えるかもしれない。

イスラエルのヘブライ大学歯学部を中心とした研究グループは、アプライド・アンド・エンバイロメンタル・マイクロバイオロジー誌で2015年2月6日に報告した。
歯科治療で問題の細菌
「エンテロコッカス・フェカリス」という細菌は、歯の内部で神経が通る「歯根管」の治療に失敗したときに問題になる。心臓の周囲に血流を介して細菌が達して「心内膜炎」という病気を起こしたり、持続的に細菌に感染したりする。薬が効きにくくなる場合も多い。

研究グループは、家庭排水から「EFDG1」と呼ばれるウイルスを分離した。細菌に感染するウイルスは「ファージ」と呼ばれ、この細菌はエンテロコッカス属の細菌に感染する性質を持っている。

エンテロコッカス感染症の予防に使えるかを検証している。
細菌の作ったフィルムを溶かす
電子顕微鏡で、「ミオ・ウイルス科のスポウナビリナエ亜科」と呼ばれる仲間のウイルスと特定した。

EFDG1をエンテロコッカス属の細菌に感染したところ、細菌が培養されてフィルム状になったものを溶かす力があると分かった。

研究グループは、今後、このウイルスを歯根管治療後のエンテロコッカス属の感染予防に利用できるかもしれないと指摘している。

治療にウイルスを使うのはがんの分野では検証が進んでいると知られている。今回の話はまだ実験レベルではあるが、感染症の治療にも広がるだろうか。

WHO、スマホで音楽1日1時間 聴力保護へ指針(2015/2/28 47NEWS)

【ベオグラード共同】世界保健機関(WHO)は27日、スマートフォンやオーディオ機器で音楽などを鑑賞する場合は、聴力を守るため「1日1時間以内」に控えるべきだとの指針を発表した。

 WHOは、音楽などを大音量で長時間聴く習慣のため難聴になる恐れがある若者(12~35歳)は世界で約11億人に上ると指摘。「若者らは聴力をいったん失えば二度と回復しないことを肝に銘じる必要がある」と警告している。

 大音量の音楽などが流れるナイトクラブやバー、スポーツイベントに頻繁に行く人も注意が必要だと指摘、そうした場所にいる時間を減らすよう促した。

喫煙は脳の損傷に関連する(2015.2.26 ヘルスデージャパン)

喫煙によって脳の重要な部分である大脳皮質が薄化し、脳の一部を損傷させる可能性があることが、カナダ、マギル大学(モントリオール)精神医学助教授のSherif Karama氏らの研究でわかった。
「Molecular Psychiatry」オンライン版に2月10日掲載された今回の研究の被験者は、平均年齢73歳の男女の喫煙者、元喫煙者、非喫煙者500人超だった。脳MRIの結果、現喫煙者および元喫煙者は喫煙経験のない人に比べて大脳皮質が薄いことが判明した。
禁煙により大脳皮質の厚さは部分的に回復するが、そのプロセスは遅く、不完全であることも判明した。25年以上禁煙している元ヘビースモーカーでも、依然として非喫煙者よりも大脳皮質が薄かったという。
大脳皮質は加齢に伴い薄くなるが、喫煙はその速度を早めるようだった。大脳皮質は、記憶・言語・認知などの重要な思考プロセスを司っている。Karama氏らによれば、大脳皮質の薄さは精神的機能の低下とも関連しているという。
Karama氏は、「たばこが大脳皮質の薄化を早める可能性があり、これが思考や記憶の障害の原因となりうることを喫煙者に教えるべきである。大脳皮質の薄化は、禁煙しても長年持続すると考えられる」と述べている。

花粉症薬の飲み過ぎで認知症に? 米研究が指摘 乗り物酔い止めや抗うつ薬、胃腸薬も(2015/2/24 あなたの健康百科)

 米ワシントン大学薬学部のシェリー・グレイ氏らは、抗コリン作用がある薬を服用する量が多いと、認知症になる可能性が固まることを、1月26日発行の米医学誌「JAMA Internal Medicine」(電子版)に報告した。抗コリン作用が強い薬は、花粉症などアレルギー性鼻炎や乗り物酔い止めに使われる第1世代抗ヒスタミン薬、抗うつ薬(三環系)、胃腸薬(スコポラミン)、睡眠薬(ベンゾジアゼピン系)などが挙げられる。

 グレイ氏らは,同大学のあるワシントン州シアトルの住民を調べた研究の参加者から、認知機能が低下していない65歳以上の男女3,434人を選んで調査。7年後(中央値)には全体の23.2%に当たる797人が認知症にかかり、その8割(637人)がアルツハイマー病だった。

 薬局のデータベースを活用して調べた結果、抗コリン作用のある薬を10年間服用していたことと、アルツハイマー病を含む認知症との間には明らかな関連が見られ、服用量が多いほど影響は強くなった。

 標準用量の3年分に相当する1,095単位を超えて服用した場合、服用しなかった人に比べて認知症になる危険性が1.54倍に上昇。服用をやめても数年間はリスクが高まったままだったという。

脳剖検でさらに詳細な検討へ

 今回の検討で多く使われていたのは、三環系抗うつ薬(doxepin=日本未認可=など),第一世代抗ヒスタミン薬(クロルフェニラミンなど),過活動膀胱(ぼうこう)の治療などに使われるムスカリン受容体拮抗薬(オキシブチニン)など。なお現在は、うつ病の治療は「SSRI」や「SNRI」と呼ばれる薬、花粉症などアレルギー性鼻炎の薬は第二世代抗ヒスタミン薬が中心。ただし、市販されているアレルギー性鼻炎薬は第一世代抗ヒスタミン薬も少なくない。

 抗コリン作用のある薬の一部が認知機能の低下の原因になることが知られていたが,認知症との関連を示した検討は今回が初めてとなる。

 グレイ氏らは「今回の検討により、抗コリン作用のある薬の用量が増えると認知症の危険性が高まるだけでなく,服用をやめた後も数年にわたって認知症リスクが残る可能性が分かった」と結論。同意している一部の参加者に死後の脳剖検を行うことを予定しており、「両者の関連について、より詳しいことが明らかになるだろう」としている。

紅茶の苦味、骨粗しょう症改善? マウス、破骨細胞形成防ぐ(2015/2/24 47NEWS)

骨を破壊する「破骨細胞」の形成を防ぐのに、紅茶の苦味成分が役立つことを大阪大の西川恵三助教(免疫学)のチームがマウスを使って明らかにし、23日付の米医学誌電子版に発表した。骨粗しょう症の状態にしたマウスに苦味成分を投与すると改善が見られたという。

 紅茶にはカフェインなどが含まれ、飲み過ぎは悪影響を及ぼす恐れもあり注意が必要だが、チームは「紅茶による骨粗しょう症の予防や新薬開発が可能かもしれない」としている。

 骨粗しょう症は高齢での発症が多く、骨を作る骨芽細胞と、古くなった骨を壊す破骨細胞のバランスが崩れ、骨の量が減ったり劣化したりして骨折しやすくなる。

 健康保つため歯科治療を(2015/2/16 福島民友新聞)

全身の健康と歯科治療にはさまざまな関係があります。
〈1〉適切な栄養をとるためには、噛(か)めることが必須です。バランスよく食べることが、生活習慣病の予防や悪化を食い止めるために必要になります。そのためにはきちんと噛める歯にしておくことが大切です。
〈2〉体のバランスにとって、しっかり噛めることが大事です。スポーツ選手は集中する時、しっかり歯を噛みしめます。深爪をしたりすると、それをかばって体のバランスが崩れて筋肉痛を起こしたという経験はありませんか。同じように噛み合わせのバランスがとれていないと、体まで悪影響を及ぼします。
〈3〉食物をよく噛むと脳の血行が良くなり、認知症の予防になるという研究結果があります。よく噛める人とそうでない人では、認知症の割合に明らかな差があるのです。
〈4〉糖尿病は生活習慣病の代表ですが、歯周病の治療をすると糖尿病の指標が改善されることや逆に糖尿病の方は歯周病治療の結果が思わしくないといったようなことが起こります。歯周病と糖尿病の間には深い関係があるのです。
〈5〉高齢者の場合、基礎疾患はさまざまでも、直接の死亡原因が肺炎(誤嚥(ごえん)性肺炎)であることが多いです。飲み込む機能が衰えていて、そのうえ口の中の清潔が保たれていないと、好ましくない雑菌を唾液と一緒に誤飲して、肺炎を起こしてしまうのです。
全身の健康を保つためにも歯科治療は大切です。

12歳より前にサッカー、股関節障害の恐れ(2015/2/18 産経ニュース)

12歳よりも前にサッカーを本格的に始めると、成長してから股関節に障害が起こる可能性が高くなる、という論文をオランダの研究チームが発表した。

チームは同国のサッカー選手63人について、股関節のエックス線写真や競技歴を調べた。大腿(だいたい)骨に変形がみられた割合は、週4日以上サッカーをするようになった時期が「12歳以降」の人では40%だったのに対し、「12歳よりも前」の人では64%と多かった。

 

あなたは何時間? 専門家が勧める年齢別の睡眠時間

 睡眠不足は子供の成長に深く影響するほか、大人でもさまざまな病気につながるといわれている。一方で、眠り過ぎも病気を引き起こすとされており、それぞれに合った睡眠時間を知ることが大切だ。全米睡眠財団は、各分野の専門家を集めて過去の研究結果の評価を行い、年齢別の適切な睡眠時間の推奨を発表した。詳細は、2月2日発行の同財団機関誌「Sleep Health」(電子版)に掲載されている。あなたの最適な睡眠時間は?

新生児(生後0~3カ月) 14~17時間
乳児(生後4~11カ月)  12~15時間
幼児(1~2歳)       11~14時間
就学前児(2~5歳)    10~13時間
就学児(6~13歳)     9~11時間
思春期(14~17歳)     8~10時間
若年成人(18~25歳)    7~9時間
成人(26~64歳)       7~9時間
高齢者(65歳以上)     7~8時間

 今回の勧告ではオススメの睡眠時間だけでなく、"一部の人にとっては適切と思われる睡眠時間"と"推奨されない睡眠時間"も併せて発表した。

 

 例えば、6~13歳の就学児では適切な9~11時間以外、7~8時間や12時間も一部の子供で許容範囲だが、7時間未満や12時間超は推奨されない。同様に、26~64歳の成人であれば適切な7~9時間以外に、6時間や10時間も一部の人で許容範囲となる。

健康的な眠りを導くきっかけに

 適切な睡眠時間には個人差があり、"一部の人にとっては適切と思われる睡眠時間"はそれを反映してのこと。普通、睡眠時間が適切な範囲から大きく外れることはあまりなく、意図的に外れ続けていると健康を損ねる原因となる。また、意図せずたびたび外れる場合は、何か重い病気のサインかもしれない。

 今回の勧告は、こうしたことを自分で意識するのに役立つことが期待されているという。

 同財団のチャールズ・チェイスラー会長(米ハーバード大学医科大学院教授)は「睡眠と健康、作業効率などとの関連を調べた世界の科学文献を厳密に評価し、専門団体が年齢層ごとに推奨する睡眠時間を定めたのは今回が初めて。われわれの財団では、人々のより良い眠りを実現するため、今回の科学的根拠に基づく睡眠時間のガイドラインを多くの人と共有していく予定だ」と述べている。

咀嚼は性別で異なる(2015/2/12 News Japan)

韓国・堤川:一口の大きさ、1分あたりに摂取する食品のグラム数、咀嚼力、総食事時間やその他の要因を比較して、韓国の研究者たちは各パラメーターの男女間に実質的な違いを発見した。男性は1口のサイズが大きく、食べる速度も速いが、一方、女性は男性と同様に一定のペースで噛むが、1口に対して噛む回数が多く、したがって食事時間が有意に長くなることがわかった。

この研究には、男性24人、女性24人が参加した。咀嚼筋を覆う皮膚に取り付けた電極を使い、参加者たちが152gのご飯を食べるときの1口の大きさ、咀嚼力、グラム当たりの咀嚼、咀嚼の合計数、その他の要因が測定された。
分析によると、1口の大きさと咀嚼力は明らかに男性のほうが高く、食べる速度も同様に男性のほうが優位に早かった。グラム当たりの咀嚼は、男性より女性において有意に高かったが、咀嚼の速度は男女で差がなかった。そのため、食事時間は男性より女性が有意に長かった。
「同じ量の主食を摂取するとき、女性は1口が小さく、男性より弱い咀嚼力で十分良く噛んでいること研究結果は示している」と研究者らは結論づけた。
“Differences in eating behaviors and masticatory performances by gender and obesity status(性別や肥満状態による食行動および咀嚼性能の違い)”というタイトルのこの研究は、Physiology and Behavior誌の1月号に掲載された。

 

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