26万人の中高年を調査
炭酸飲料など砂糖入りの飲み物(加糖飲料)は、飲み過ぎると健康への害があるとされており、加糖飲料に課税などの規制をかける国も出ている。加糖飲料の害はこれまで、体重の増加や心臓病、糖尿病などのリスクを高めるという報告が多かったが、精神疾患のリスクを指摘する報告が米国神経学会の公式サイトで紹介された。
研究を行った米ノースカロライナ州に拠点を置く研究開発地域リサーチ・トライアングル・パークのHonglei Chen氏(加齢・神経疫学グループ)らによると、26万人以上の中高年者を調査したところ,加糖飲料を1日当たり4缶飲んでいる人は全く飲まない人と比べ、約10年後にうつ病を発症するリスクが30%以上上昇していたという。
詳細は,第65回米国神経学会(3月16~23日,サンディエゴ)で発表される予定。