睡眠時無呼吸症の治療はゴルファーにとってWin-Win(2013/12/13ヘルスデージャパン)

睡眠時無呼吸の治療はゴルファーにとってWin-Win(2013.12.26掲載)

中年男性は睡眠時無呼吸を治療すると、ゴルフの成績が上がることが、米ニュージャージースリープウェルセンター(マディソン)のMarc Benton氏らの研究でわかった。研究論文は、「Journal of Clinical Sleep Medicine」12月15日に掲載された。

Benton氏らは、中等度から重度の閉塞性睡眠時無呼吸の男性患者12人(平均55歳)を対象に睡眠時無呼吸の治療法である持続陽圧呼吸療法(CPAP)を6カ月間行った。12人は治療開始前と終了後にゴルフをして成績を比較した。CPAPは、日中の眠気を軽減し、睡眠に関連するQOLを高める効果がある。

結果は、CPAPによって平均ハンディキャップインデックス(プレーヤーの技術レベルを推定する指標)は11%と有意に低下した。研究開始時にハンディが12以下だった上手なゴルファーは、CPAP治療後平均ハンディが32%近く下がった。被験者は、ゴルフの成績向上について、集中力、忍耐力、意思決定の改善などが要因と考えていた。

Benton氏は、「改善の程度は、ゴルフの技術的側面と力学的側面をうまく管理する上手なゴルファーで最も大きかった。睡眠時無呼吸治療の効果で認知力が増強したが、上手な人は、さほどうまくない人よりも有意に改善した」と述べている。米国で最も熱心なゴルファーは40~70歳の男性で、睡眠時無呼吸の発症率が高い群だという。(HealthDay News 12月13日)

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このページは、Uクリニック竹内歯科が2013年12月27日 13:48に書いたニュースです。

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