歯磨きで心臓を健康に (2013/11/8 ヘルスデイニュース)

歯磨きで心臓を健康に(2013.11.18掲載)

健康な歯肉は心臓に良い――こんな研究結果が、「Journal of the American Heart Association」オンライン版に10月28日掲載された。米コロンビア大学メールマン公衆衛生学部疫学准教授のMoise Desvarieux氏らの研究。

研究の結果、歯肉の健康が改善すると、動脈でのプラーク形成が遅くなることが判明した。この動脈の狭窄はアテローム性動脈硬化症と呼ばれ、心疾患、脳卒中、死亡の主要な危険因子。今回の研究の被験者は、歯肉の健康と頸動脈のプラーク形成を評価する検査を受けた成人420人。約3年間の追跡調査で、歯肉の健康の改善と歯肉感染症(歯周病)に関連する細菌の割合の減少は、頸動脈でのプラーク蓄積速度の低下と関連していた。

Desvarieux氏は、「アテローム性動脈硬化症は、歯周病と歯肉の細菌プロファイルの両方と並行して進行するため、この結果は重要であり、歯周の細菌プロファイルの修正が両疾患の予防または遅延に重要な役割を果たす可能性を示す最も直接的なエビデンス(科学的根拠)である」と述べている。

動物試験では、歯周病関連の細菌がアテローム性動脈硬化症に関連する炎症を引き起こす可能性があることが示唆されている。定期的な歯科受診と日々のオーラルケアにより、歯周病リスクが低下する可能性がある。(HealthDay News 11月4日)

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このページは、Uクリニック竹内歯科が2013年11月19日 15:26に書いたニュースです。

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