乳歯の生え始める時期(2014/1/20 歯の健康相談)

乳歯の生え始める時期

 1歳半すぎまで様子見て

 Q 子どもが生後10カ月になるのですが、下の歯ぐきに1本しか生えていません。他の子どもに比べると遅いような気がするのですが、大丈夫でしょうか?
 A 歯が生える時期は個人差があります。5カ月で生える子もいれば、1歳すぎてようやく生えてくる子もいます。
 ただし、1歳半すぎても生えてこないようでしたら、病院で診てもらったほうがいいでしょう。
 乳歯が20本生えそろう時期は、2歳6カ月が平均的ですが、歯の生える時期や順序には個人差があり、3歳半ごろまでに生えそろえば問題ありません。
 乳歯は、お母さんのおなかの中で胎生6カ月ごろからでき始めます。歯はタンパク質からなる繊維の網に、カルシウムやリンなどのミネラルが結合して作られるので、生まれてくる赤ちゃんのためにも、バランスの取れた食生活を心掛けることが必要です。
 また、まれに生後2~3カ月のころ、下の歯ぐきに白くぽつんとしたものが出てくることがあります。歯ということもあるのですが、月齢からすると上皮真珠(じょうひしんじゅ)の可能性もあります。上皮真珠とは歯を作るときの組織が残ってしまい、歯ぐきの表面に出てくるものです。これは自然に消えてしまうので処置の必要はありません。
 なお、歯の生え始める時期はむし歯に注意をする時でもあります。口の中の環境が常に甘いもので満たされているようでは、すぐにむし歯になってしまいます

このニュースについて

このページは、Uクリニック竹内歯科が2014年1月22日 16:10に書いたニュースです。

ひとつ前のニュースは「風邪のときに飲ませるスポーツドリンク。歯に悪い?(2014/1/15 子育て応援団)」です。

次のニュースは「女性は注意!砂糖入りの飲料の飲み過ぎで子宮体がんに(2014/1/21あなたの健康百科)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。