長生きするために知っておくべき「歯」の"3つの常識"3(2014/1/21 日刊ゲンダイ)

長生きするために知っておくべき 「歯」の"3つの常識"


2014年1月21日 掲載
歯磨きだけではダメ/(C)日刊ゲンダイ
 ドライマウスを引き起こす薬は薬の説明書に「口渇」「口腔乾燥」などと記載されているが、「アレルギー」「うつ」「高血圧」など実に数百種類あるといわれている。
「四六時中、水分を取る人が増えていますが、これも考えものです。とくに食事中に食べ物をスープや水などで流し込む人は徐々に唾液が出なくなります」

 ドライマウスの治療はすぐにジェルや薬に飛びつくのでなく、よく噛むこと。それで多くのドライマウスは解消される。

 一部の抗生物質が黄色や灰色などの変色歯にすることを知らない人も多い。
「歯科医では常識ですが知らないお医者さんもいるのが、テトラサイクリン系の抗生物質です。呼吸器感染症や性感染症、ニキビ菌の殺菌などに使われますが、歯が形成されるときに使われると黄色や灰色などの色素沈着を起こすことも。そのため最近は妊婦や授乳中の母親、8歳以下の子供には避けるのが望ましいとされていますが、それを知らずに処方するお医者さんもおられます」

 たかが歯の色と言ってはいけない。沈着した歯を治すためには歯を薄く削ってセラミックやプラスチックを貼るなど、歯に大きなダメージを与えることも。抗生物質を小さな子供に与えるときは注意することだ。

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このページは、Uクリニック竹内歯科が2014年1月24日 16:43に書いたニュースです。

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