「8020運動」って何?
80歳で歯が20本以上ある状態を目指す運動です。
「8020運動」とは、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という働きかけです。調査では、使える歯が21本以上あれば何でもかめることが報告されています。生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わい、充実した食生活が送れるようにという願いから立てられた目標です。
| 21本以上 | 何でもかめる |
| 16~20本 | たいていの物がかめる |
| 11~15本 | かめない物がある |
| 6~10本 | あまりかめない |
| 5本以下 | 全くかめない |
(大阪大学調べ)
"8020"を達成するためには、12歳までに虫歯を作らないこと。学校や家庭で歯を守るための教育をしっかりすることが必要です。20歳以降は、定期的な歯科健診を受け、口の中を清潔に保ち、歯周病やそれによってもたらされる「ペリオシンドローム(歯周病症候群)」の予防を始めることが理想的です。
自分の歯を十分に保っていることが一番重要ですが、一方、残念ながらすでに失ってしまった方もいると思います。もちろん、諦める必要はありません。歯を失ってしまった方については、転ばぬ先のつえのように、元気なうちによくかめる入れ歯を用意することも大切です。
高齢者の場合、「1日3回の食事は1年で1,095回のリハビリ」といわれるように、咀嚼(そしゃく=かむこと)は全身を使うことによって支えられていて、意欲の上昇、低栄養状態の改善につながります。一度要介護の状態になっても、しっかりかめる入れ歯、自分に合った入れ歯を作ると、自信を持って笑ったり食事をしたりすることができますし、口元の印象が若返ることで顔全体の印象も若返るため、おしゃれなどを通して人の尊厳を高めることもできます。
「よくかむ、食べる、人生を楽しむ」ことが、元気で長生きできる秘訣(ひけつ)でもあるのです。
