肩こり解消体操 1回3分、回してすっきり−2(2014/6/1日本経済新聞)

肩こり解消体操 1回3分、回してすっきり 

 肩や首のこりを放置するとどうなるか。痛みが増したり手足のしびれが悪化したりする例が知られるが、それだけではない。首こりに詳しい東京脳神経センターの松井孝嘉理事長はうつ症状との関係に注目する。

 同センターには夕方、仕事帰りの若い女性らが次々にやってくる。多くはうつの症状や、原因はよくわからないが何となく体調が悪い不定愁訴で診察を受ける。「いくつも医療機関を回ったが治らず、うつが悪化してしまったケースも多い」(松井理事長)

 首には筋肉繊維が何層も連なり、合間を神経が走っている。筋肉のこりが自律神経を圧迫し、心身の不調をもたらしている可能性がある。うつ症状で同センターを受診する患者の大半に首こりがある。

 パソコンやスマートフォン(スマホ)を長時間使うと、うつむく姿勢が続いてしまう。松井理事長は「15分に1回程度、首を休ませてほしい」と訴える。頭と首の境目で両手を組んでゆっくりと頭をそらし、気持ちのよい角度で30秒止めるだけで首が軽くなったと感じるという。

 首や肩のこりは椎間板ヘルニア、首への衝撃などで起こる中心性頸髄損傷、腫瘍などが原因で、手術が必要になる場合もある。特に高齢者は痛みの感覚が鈍り、症状の悪化を見落とすこともある。自分で勝手に「問題ない」と判断せずに専門の医療機関に一度相談することも大切だ。



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このページは、Uクリニック竹内歯科が2014年6月14日 13:40に書いたニュースです。

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