正しい歯磨きで「歯周病予防」 4~10日は「歯と口の健康週間」
2014.6.4 08:30 (1/3ページ)
虫歯+歯周病予防に有効
4~10日は「歯と口の健康週間」。学校などでは歯科検診や歯磨き教室などが開かれるが、見過ごされやすいのが大人の歯磨き。普段、何げなく行っている歯磨きを見直すことで、虫歯だけではなく、歯周病も予防できる。どんな磨き方が効果的なのか-。(佐々木詩)
最低でも1日3回
「子供にとって歯磨きは虫歯予防が目的ですが、成人の場合は虫歯と歯周病予防の2つが目的です」。大阪府歯科医師会理事で公衆歯科衛生・地域保健部副部長、竹田幸弘さんは話す。
口の中には常に菌が存在するが、歯に付着した虫歯菌や歯周病菌などの塊である歯垢(しこう)をうまく取り除くことで虫歯や歯周病のリスクを抑えることができるという。
歯磨きのタイミングは「物を食べた後」。竹田さんは最低でも朝、昼、夜の3回を勧めている。歯ブラシをペンを握るように持ち、歯茎を傷つけないよう、力を入れ過ぎないように気をつけながら小刻みに動かす。「どこを磨いたか分からなくならないよう自分で磨く順番を決めておくといいです」