カラダの水、2%失ったら脱水症 のどの渇きの仕組み −3(2014/7/27 日経ヘルス)

■脳がモニターしているのは血液中の塩分濃度

 へ~お見事...と思わず感心するしくみだが、永島さんによると、思わぬ盲点もあるという。

 「水不足に備えて脳がモニターするのは、血液量ではなく、血液中の塩分濃度なのですよ」

 というのも、脳自体が体の中にある臓器なので、自分の体の水分量を測るのは難しいのだ。だから代わりに塩分濃度をチェックし、濃くなったら「脱水だ」と判断する。

 でも、そのやり方が盲点?

 「塩辛いものを食べたときにも"水が足りない"と判断してしまうんです。それで水を飲むと、水分過剰で体がむくむ」

 なるほど、確かに味の濃いラーメンを汁まで飲んだあとなどは、のどが渇きます。でも太古の昔にはラーメンがなかったのだから、勘違いするのも仕方ないかも。とりあえず塩分のとり過ぎにはご注意を。

実際には汗とともに塩分も失われているので、大量の汗をかいたあとは、スポーツドリンクなどで水分と塩分の両方を補給するのが望ましい
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実際には汗とともに塩分も失われているので、大量の汗をかいたあとは、スポーツドリンクなどで水分と塩分の両方を補給するのが望ましい


このニュースについて

このページは、Uクリニック竹内歯科が2014年7月28日 13:14に書いたニュースです。

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