歯の健康(4)歯周病のサインを見逃すな(2014/6/30 産経ニュース)

歯の健康(4)歯周病のサインを見逃すな

2014.6.30 08:30
歯茎からの出血

歯茎からの出血

 飲食時や歯磨きをした後、歯茎に血がにじむようなことがあったら歯肉炎や歯槽膿漏(のうろう)(歯周病)の大事なサイン。グラクソ・スミスクライン(東京都渋谷区)コンシューマーヘルスケア事業本部の伊藤麻希子さんは「健康な歯茎は歯磨き程度では出血しません。日本人の約8割は歯周病といわれています。血が出るようならまずは歯周病を疑って」と注意を促す。

 同社の調査では、日本の成人の8割以上が歯磨きの際に出血を経験。約4割が現在も出血しており、そのうち約6割は週に1回以上、出血があると回答している。

 歯茎から出血しなくなっても決して歯周病が治ったわけではない。静かに進行し、歯の喪失に至ることもある。

 健康な歯のありがたみは失って初めて痛感するようだ。プレジデント社(千代田区)が雑誌『プレジデント』(2012年11月12日号)で、シニア層約1千人に「今、何を後悔していますか」と尋ねたところ、健康については「歯の定期検診を受ければよかった」との回答が70~74歳でトップだった。同じ回答は55~60歳未満でも3位に入った。

 歯を失ってから後悔しないためにも常日頃、歯を一本一本丁寧に磨いてプラーク(歯垢)を落とすことを心掛け、定期的な歯科受診を習慣付けたい。(取材協力 グラクソ・スミスクライン)

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このページは、Uクリニック竹内歯科が2014年7月 1日 17:35に書いたニュースです。

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