【あの噂ホント?】虫歯があったらダメ?etc... パイロットにまつわるウワサの真相5つ!  国内系航空会社のパイロットに聞いてみた!(2014/7/1 Pouch)

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子どものころに憧れていた人も多いだろうパイロット。「近視だから諦めた」と言っている人を聞いたことがあるけれど、なぜコンタクトレンズなどで矯正するのではダメなのかしら? 他にもパイロットはUFOをよく見るというウワサも聞いたことがあるし。

ウワサが本当なのか、国内系航空会社のパイロットに話を聞いてきましたよ!

【パイロットのウワサ 1】
「虫歯・近視があればパイロットにはなれない! 老眼になったらクビ!?」

歯や目が悪かったらパイロットになれないと聞いたことがあります。実際のところはどうなのでしょう?

・パイロットの回答

虫歯は治療をちゃんとしてあれば大丈夫です! 歯と同様、近視も老眼も矯正して規定の視力が得られれば問題ないです。

「子どものころ、パイロットに憧れていたけれど視力が低いから諦めた......」と言っていた皆さん、なれたみたいですよ。ウワサが本当か、何事も確認しないとね。

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【パイロットのウワサ2】
「パイロットはコックピットに気に入った女性を入れられる!?」

マレーシア航空の事故でパイロットと金髪の美女がコックピットにいる写真がテレビなどで出ていました。あんな感じでコックピットに女性や家族を入れることはできるらしいというウワサを聞いたのですが......

・パイロットの回答

今は絶対にダメ! 美女も家族も絶対にダメです。一発でクビになってしまいます。駐機中だって絶対に入れられません! 

そうなんですね! 美女がテロリストだったらどうするのかと思っていましたが、そんな心配は必要ないということですね。安心しました。服務規律に関しては、通常の職種よりも厳しいようです。

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【パイロットのウワサ3】
「パイロットには完璧な心身が求められるらしい!」

歯や視力では治療をすればいいとわかりました。では、なぜ「パイロットには完璧な心身が求められる」というウワサがあるのでしょうか。このウワサも事実ではないのですか?

・パイロットの回答

「完璧な心身」というと表現がすごいですが、パイロットは乗務を続けるために半年に一度「航空身体検査」というものを受けなくてはなりません。この「航空身体検査」は通常の会社の健康診断よりも厳しく、日常生活が普通に送れる程度ではダメなんです。元気でどこにも不調がなくても、発作が起こるような兆候があったり自分でも気づかない程度の発作を起こした形跡があったりすると、一定の期間、乗務ができなくなります。まったく元気であっても休養をとらなくてはならなくなるのです。

定期的に厳しい身体検査をくぐり抜けているという点で、やはり「完璧な心身が求められる」といえるのでしょうね。

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【パイロットのウワサ4】
「UFOをよく見る! しかも「見た」って会社で言ったらダメらしい!」

UFOをよく見るというウワサ、これも聞いたことがあるのですが......。

・パイロットの回答

かなり長いこと乗務していますけれど、UFOを見たことはないですね! オーロラと流れ星はしょっちゅう見ますよ。コックピットからだけでなく、客席からでも見えます。アラスカ上空を飛んでいく飛行機に乗る時などはオーロラが見えることがあるので、注意してみてくださいね。流れ星は、新月付近のときだとよく見ることができますよ。

UFOは見たことがないのですね。残念です。客席からオーロラや流れ星が見えるというのは知りませんでした。夜間に飛ぶ飛行機に乗ったときには注意したいと思います。

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【パイロットのウワサ5】
「日系航空会社のパイロットの賃金は欧米系に比べて高いらしい!」

ちょっとお伺いにくいことですが、日系の賃金が欧米系よりも高いというのは本当ですか?

・パイロットの回答

ドル換算にすると多少高いかもしれませんが、地上職の人との賃金格差は欧米系の方がはるかに大きいです。それから欧米系よりも日系航空会社のパイロットのほうが仕事が過酷です。

飛行機の操縦は、必ず機長資格のある人と副操縦士資格のある人(もしくは機長資格のある人2名)の2名が必ず操縦席につく必要があり、飛行時間が長い時は交代要員として、さらに1名もしくは2名の機長や副操縦士が乗務することになっています。その交代要員が、日系航空会社では少ないのです。

たとえば成田・バンクーバー間を飛行するとしましょう。日系の航空会社は2名体制で操縦します。つまり、休憩したり仮眠したりすることはできません。一方、欧米系は3名体制です。もっと飛行時間が長いときには欧米系は4名体制ですが、日系は3名体制。少ない人数で仕事をしているので、体力的に大変です。

日系の航空会社のパイロットさんの方が大変なんですね。「空港で乗務員が移動しているところを見てください。欧米系の方が明らかに大人数で移動しているはずです。」とパイロットの方はおっしゃっていました。

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ウワサの真相解明からパイロットというお仕事の特殊な一面が見られる結果となりました。次に飛行機に乗る時は、流れ星を捜したり、空港でパイロットさんたちが移動するときの人数を数えてみたりしてみてくださいね。


このニュースについて

このページは、Uクリニック竹内歯科が2014年7月11日 17:37に書いたニュースです。

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