人工甘味料 "血糖値下がりにくい"(2014/9/18 NHK NEWS WEB)

清涼飲料水やお菓子などに使われる人工甘味料を摂取すると、糖尿病や肥満のリスクを高める血糖値が下がりにくい状態になることを、イスラエルの研究チームが発表し、人工甘味料の健康への影響を巡って議論となりそうです。

これは、イスラエルの研究チームが18日付けのイギリスの科学誌「ネイチャー」に発表したものです。
研究チームは、マウスにサッカリンやスクラロースなどの人工甘味料を混ぜた水を与え、変化を調べたところ、マウスの腸内の細菌のバランスが崩れ、糖尿病や肥満のリスクを高める血糖値が下がりにくい状態になることが分かったということです。
また、研究チームがヒトへの影響を探るためおよそ380人を調べたところ、人工甘味料を多く摂取する人は少ない人に比べて体重が重かったり血糖値が高かったりする傾向が見られたということです。
研究者の1人は「広く大量に使われている人工甘味料の影響について再評価する必要がある」と指摘しています。
人工甘味料は、カロリーを摂取せずに甘さを加えられるとして清涼飲料水やお菓子に幅広く使われていますが、健康への影響はないとする別の研究もあり、今回の発表を受けて議論となりそうです。

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このページは、Uクリニック竹内歯科が2014年9月19日 13:14に書いたニュースです。

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