26日放送のフジテレビ『ワイドナB面』で、日本製品の過剰な「注意書き」について、メンバーが激論を交わした。
「過剰な注意書きが気になる」という視聴者
番組に寄せられたのは「日本製品の過度な注意事項が気になる」という視聴者の意見。「ティッシュを火に近づけるな」「ビニール袋に突起物を入れると破れます」、食品の「開封後は早めにお召し上がりください」など、「分かってるわ！」という注意書きが多すぎるという内容だが。
松本人志「これは、結局、身を守るため。なんかあった時の責任逃れで書いてるんでしょ？」
犬塚浩弁護士「ですね。メーカー側が注意を喚起しようとしてるわけなんですけど。段々、過剰になって来て、しばらく前は『電子レンジの中にネコを入れないでください』という注意書きがアメリカなんかではありました」
佐々木恭子アナウンサー「実際に裁判になると、それが書いてあったことで企業側の責任は軽減するんですか？」
犬塚「一応、注意書きしていたってこと自体は、企業側の責任を免除することになる」
松本「乾燥剤に『たべられません』って書いてあるけど。あれ、読める人は食べないからね。子どもが食べるわけで。子供はあの字、読めないでしょうから、オカシイ。誰に向けて言っているのか？」
訴訟の国・アメリカの注意書きがスゴイ！
さらに、アメリカの商品の注意書きには、
トイレ用ブラシ......人間の身体を洗うために使わないでください
洗濯機......人を入れないでください
携帯電話......濡れても電子レンジの中で乾かさないでください
電動ドリル......虫歯には使わないでください
あまりの注意事項にスタジオ中が大爆笑。
松本「...ふざけてる」
ヒロミ「こうやって書いとかないと企業側が大変なんでしょうね」
「こういう注意書きは、アメリカが最初」だと犬塚弁護士。「有名な『ステラ判決』（1992年）っていうのがあって。マクドナルドで、コーヒーをこぼして火傷した男性が『コーヒーが熱すぎる』と店側を訴え、最終的には、マクドナルドが6000万円くらい払って和解したという例がある」と解説した。
食べ物ネタの番組で最近見かけるテロップ
古市憲寿は、「テレビとかでの『スタッフが美味しくいただきました』というテロップ。あれは、何なんですか？別に法律に違反しているわけではないじゃないですか？あれは、本当に美味しく頂いてるんですか？」と質問。
松本「僕は正直者なんで、正直に言いますが、スタッフが頂いている所は見たことがございません。見たことがないだけで、食べているかもしれない」
佐々木アナ「松本さんが帰った後とかに」
松本は「帰った後かもしれない。ただ！...これを言うと、また非難浴びそうなんだけど」と前置きし、「食べ物は、ただ食べることだけに使用されるだけの物なのか？食べる以外の使用方法も、僕はあるんじゃないかなと思ってるんでね」と語る。
「例えば"飴細工"、飴ですけど、食べないですよね？あれは、ひとつのアートになってるじゃないですか。だから、食べ物も笑いのひとつの小道具として認めてもらえたら、こんなに有難いことはないですけど、なかなかこの主張は通らないですよね」
ドラマはOK、バラエティはNG？
佐々木アナ「例えばドラマとかで、最近はないかもしれないですけど、卓袱台ひっくり返すとか。ご飯をブッと吹くとか、そういうのは表現的にはOKだったりしますよね？」
松本は「OKなんですよねぇ。なんか、バラエティに対してはミョーに厳しい。それは笑っているからなんでしょうね。それを見て笑ってるっていうのが、ものすごく批判されるんですよね。性教育の話してるのに、横で誰か第三者が笑ってると"下ネタ"みたいになっちゃうことってあるじゃないですか？」と渋い顔。
「筋肉痛になった」とジムでクレーム？
一方、ヒロミは「ジムを経営しているから、時にはクレームを受けることがある」と話し、なかには「トレーニングのせいで筋肉痛になった」とクレームをつけてくる人もいるという。
佐々木アナ「それって、まっとうな効果なんじゃないですか？」
ヒロミ「だと思うんですけど。筋肉痛で病院に行くと、病院はある程度、病名をつける。大抵の人は『トレーニング方法が間違ってる』とかなると、これがまたややこしくなる」
入会の際に、覚書のようなものは書いて貰っているそうだが、クレーム対応には苦労するようだ。
「えっ！そんな」と驚くような「過剰な注意書き」。いろいろな製品の注意書きをチェックするのも面白いかもしれない。
