不規則な生活が続くことで口内炎に悩む人も多いですよね。口内炎は放置しておくと痛みがつらくなってきますし、口の中の雑菌が増殖して何か所も口内炎が増えてしまうこともあります。
ここでは、やってはいけないケアと正しい口内炎の治し方についてご紹介します。
口内炎を潰すのはNG!
口内炎ができると、つい潰してしまいますよね。潰した方が痛みも長引かずに済みますし、治りが早いように思えます。しかし、実は口内炎を潰すのは危険です。口内炎といっても厳密には種類や原因はさまざまです。
原因はさまざまでも、共通する原因として、口の中の雑菌が繁殖しやすい状況になっていることが挙げられます。
口内炎の正しい治し方3つ
(1)市販の口内炎治療薬を使う
口の中の雑菌によって、さらに口内炎が悪化しないように、そして、なるべく早く治すには、市販でも売られている塗り薬や貼り薬などで口内炎を覆ってしまいましょう。潰すよりも安全で効果的です。
(2)うがい液で正しくうがいをする
口の中の雑菌の繁殖のせいで口内炎ができているので、余分な雑菌を減らすための"うがい"も有効です。イソジンなどの市販のうがい薬でも良いですし、最近では緑茶に含まれる成分カテキンの殺菌力が注目されています。
ただし、1日のうがい回数の目安は5〜6回までです。殺菌効果のあるうがい液でうがいをしすぎると、口の中に必要な常在菌まで殺菌してしまうので、やり過ぎに注意しましょう。
(3)口内炎に良いビタミンB2を摂取する
口内炎と深い関係がある栄養素はビタミンB2です。水溶性のビタミンで、皮膚・粘膜を正常に保つ役割があり、牛や豚、鶏レバー、牛乳、納豆、卵などに多く含まれています。
脂質の代謝に関与する栄養素であるため、脂肪分が多い食生活を送っていると、脂質の代謝にビタミンB2が使われてしまうため、健康維持に必要な分が不足し、口内炎を起こしやすくなります。
ビタミンB2は、口内炎の予防にも、口内炎を早く治すためにも使える栄養素なので、普段から積極的に摂取しましょう。
目安は2週間
口内炎は、うがいやビタミンB群の摂取、市販の塗り薬を使えば、ほとんどの場合1週間程度で治ります。
しかし、治ったと思ったのに何度も繰り返しできる、しかも腕や足など他の場所にも炎症がでている場合は、ベーチェット病などの病気が疑われますので、早めに医療機関を受診しましょう。
目安は2週間です。それまでに治らない場合は、歯科、口腔外科、皮膚科などを受診し、適切な検査と治療を受けるようにしましょう。