流行期には、高熱や関節痛、倦怠(けんたい)感などの全身症状がある場合、他に疑わしい原因が見当たらなければ、わざわざ検査をしなくても、インフルエンザとして対処すればいいのです。
では検査をした方がいいのはどういう場合でしょう。私の場合、まだインフルエンザが流行していない状況で、インフルエンザの可能性がある患者が来院したときには検査をします。検査によって、流行の初期がとらえられるかもしれないからです。
また、流行期でもインフルエンザらしくない高熱の患者には検査をします。検査が陽性なら抗インフルエンザ薬を処方すればいいし、陰性なら別の原因を調べなければならないからです。
インフルエンザ検査をむやみに受けるのはよくありません。とくに流行期には、いかにもインフルエンザという人の検査は不要で、むしろ、インフルエンザらしくない人にこそ検査が必要と言えます。(武蔵国分寺公園クリニック院長・名郷直樹)
