フッ素配合歯磨剤(2014/12/8 福島民友新聞)

 生え始めに使用で効果が

 フッ素は私たちの身近に自然にある元素の一つで、多くの食品に含まれています。少しずつでよいが必ず取らなければならない微量栄養素(ビタミン類やミネラル類)に分類されており、大切な栄養素であるミネラルの一つです。
 また、私たちの身近にあり多くの食べ物に含まれているフッ素は、フッ素そのものだけでは存在しません。ナトリウムと結びついたフッ化ナトリウム、カルシウムと結びついたフッ化カルシウムのように、必ずほかの物質と結びついて存在しています。
 むし歯の原因は歯に付いた細菌のかたまりであるプラーク(歯垢)です。フッ素にはそのプラークの働きを抑え、歯質を強化し、むし歯の発生を防ぐ効果があります。
 フッ素配合歯磨き剤には、プラーク(歯垢)がつくる酸の量を抑えたり、カルシウムなどの再沈着(歯質の再石灰化)を促進する働きがあります。
 フッ素は歯がやわらかい状態のときに使用することでむし歯予防の効果が高まります。そのため歯の生え始めが最もフッ素の効果が出やすいといえます。さらに永久歯が生え替わってくる6歳ごろもフッ素の効果に期待ができます。 
 フッ素が薬用成分として配合されている歯磨き剤を使い、そのさまざまな効果によってむし歯を予防しましょう。(県歯科医師会)

このニュースについて

このページは、Uクリニック竹内歯科が2014年12月10日 15:52に書いたニュースです。

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